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永瀬side
永「しょお、ほんま大丈夫なんか?」
平「ん?ぅん…大丈夫だよ?」
あれから過保護になった俺らは、常に紫耀を監視している。
朝起きたらすぐ座らせて朝食を食べる姿を見張り、収録が終わればすぐに水を飲ませソファで休憩させた。
平「もぉー、最近涼しいし大丈夫だよー。水もそんな飲まなくたってさー」
高「だぁめっ!!」
岸「前も言ったよな?お前は無理したらどうなるかわからないって」
平「うっ…それは…」
俺らは耳にタコできるくらい言うてんのに、大丈夫大丈夫っていっつも自分の体を軽く見とる。
紫耀、お前の体はみんなと少し違うんやから無理したらあかんねん。まぁ本人は気にしてるからあんま言わんけどさ。
その日は収録の後、紫耀だけがまだ仕事で俺らは心配ながらも先に帰った。
神「しょうまだかな」
岩「そろそろじゃない?」
ガチャ
高「あっ、帰ってきたよ」
永「しょおっ、おかえり!」
平「ん…ただぃま…」
そのままどさっとソファに座った。
これは結構疲れとんな。
永「大丈夫か?」
平「ぅん…だいじょうぶ」
まぁた嘘ついて。
こいつはほんまギリギリなるまで嘘つくから。
永「しょお、嘘つかんでええから。じん、水」
神「はい」
永「サンキュ。しょお水飲もう」
じんから受け取った水のキャップを外し、そっと口元に近づけると、コクッコクッと少しだけ飲んでくれた。
永「はいええよ。風呂入っておいで」
平「ふぅ…行ってくる」
フラフラとリビングを出て行った。
岩「結構きてるね」
神「また倒れなきゃいいけど」
まぁ水は取らせてるし、最近涼しいし、熱中症になることはもうないやろうけど、でもあいつ、疲れが溜まったら危険なタイプやからな。
しばらくするとみんな部屋に寝に行き、風呂から上がってきた紫耀は髪が濡れたままソファに座ってボーッとしてる。
永「しょお、早よ乾かさな風邪引くで」
平「うん…」
返事するから納得したけど、いつまでたっても乾かす様子がない。
永「はぁ…俺が乾かしたるから」
ブォォーーーー
ソファに腰掛け、膝の間に紫耀を座らせてサラサラの髪を乾かし始めてからすぐ、
コクッ…コクッ…
永「しょおー、眠いん?乾くまでは我慢してや」
平「んん…」
とは言いつつ、何度も頭がコクリコクリと上下に揺れる。
まぁある程度髪も乾いたしええよな。
完全に眠った紫耀を抱えて部屋に向かった。
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晴はる(プロフ) - ゆっぴーさん» ゆっぴーさんコメントありがとうございます!もしかして6章とかにもコメントくださってました?及川亮くんをどの形で入れるか結構難易度高いところなんですけど、タイミングを見て書けそうなら書いてみますね!期待はしないでくださいね笑 (2022年3月10日 21時) (レス) id: 2b7aa7cd67 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっぴー - どのタイミングでも良いので、キンプリメンバーに及川亮クンを入れてください。 (2022年3月10日 21時) (レス) @page2 id: 233a7fa478 (このIDを非表示/違反報告)
晴はる(プロフ) - 千夏さん» 千夏さん!感想ありがとうー(^^)そう言ってもらえてよかったです…(^。^)また長くなってしまったけど…笑 リクエスト待ってます! (2019年11月7日 23時) (レス) id: 2b7aa7cd67 (このIDを非表示/違反報告)
千夏 - 晴はるさん» 晴はるさん!お久しぶりです!リクエスト書いてくださりありがとうございました!私自身も花粉症がひどいので……蕁麻疹は苦手と言っていたのに書いてくださりほんとにありがとうございます^_^またリクエストさせていただきます!その時はお願いします!! (2019年11月7日 21時) (レス) id: eaba03314e (このIDを非表示/違反報告)
晴はる(プロフ) - yuuuuさん» 承知いたしました!!お返事いただきありがとうございます(^^)頑張りますね♪ (2019年11月7日 19時) (レス) id: 2b7aa7cd67 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:晴はる | 作成日時:2019年10月25日 6時