俺らが紫耀を守るから11

special day 1 神 ページ15

神宮寺side

今日、俺は２２歳になった。
早いよなー１年って。

たくさんの貴重な経験もさせてもらった。
あっという間だったな。
まぁそれだけ忙しくさせていただいたってこと。
ありがたい。

２２歳はもっともっと突っ走っていろんな経験をして、自分もグループとしても成長したい。




平「き、岸くん、何にする？」

岸「俺は、ケーキ？」

平「バッ、、岸くんのバカ！」




ちょっと待って。

さっきまで岸くんと紫耀と仕事してて、それ終わりで２人がぎこちなくお茶に誘ってくるからカフェに来てるんだけど、、、違和感極まりない。



平「じんは？」

神「俺はー…このショートケーキとかうまそうじゃない？」

平「ダ、ダメっ！！ケーキより…うん、こっちの方がいいよ！じゃあこれ３つで！！」



結局紫耀が決めるんじゃん笑




岸(チラッ)


神「ねぇ岸くん、さっきから時計見てるけど、なんか用事あるんだったらそろそろ帰る？」

岸「えっ！あっいや…平『な、なんでもないのっ！！ね？！』おっ、おう！なんでもねぇ！」




ごめん、もう耐えられないっ…笑

紫耀が止めたらダメでしょ笑
何かあるって言ってるようなもんですけど笑



おそらく２人は俺を連れ出して時間を稼ぐ係で、その間に他の３人がパーティーの準備をしてくれている、といったところなんだろう。



でもさー、わかりやすすぎてサプライズ感ゼロだけど大丈夫？笑

だれー？この２人をこの役に指名しちゃった人。


嘘つくの下手な２人だからこの役目は絶対ダメだって笑

なんだか面白くなってきて、知っているという立場から２人を観察することにしてみた。




平(ズズッ…ズッ…)

岸「(ズズーーーッ…)うっ…ゲホゲホッ！」

神「もー大丈夫？ほらこれ使って」

岸「わ、わりぃっ！」



ドリンクがきた瞬間、岸くんと紫耀は喉がカラカラだったのか一気に飲み干した。
そしてすでに空になったグラスをさっきからずっと吸っている。


もう時間を持たせる方法が見つからないんだろうね笑
目なんて泳ぎまくってるし。



平「えと…じんって、一年で思い出に残ってることなに？」

神「え？うーん…やっぱ紅白とか？」

岸「紅白な！あれはマジで緊張した！」

平「俺ずっと岸くんの背中さすってたもん笑」

神「やっぱり出られたのは大きかったよね。でもこれって決められない。ライブだって舞台だってどれも大きな経験だったし」

平「だよね」



これからもみんなと歳を重ねていけたらな。

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