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平野side
平「はぁっ…ん…」
体のしんどさを感じて目を開けた。
ここ、俺の部屋？
周りには誰もいない。
なんで部屋に？
そのまま忘れていればよかったんだ。
記憶を辿ってしまったのが間違いだった。
平「ぁ…」
そうだ、思い出した。
確かカフェから帰っている時、
・
平「早く帰らないとっ…」
みんなが心配してるってこともあって、俺は家まで早足で歩いていた。
コツ…コツ…
平「えっ……(バッ)」
またあの足音。
振り向いても誰もいない。
もう怖くてひたすら足を進め、怖さで泣きそうになりながら角を曲がった時だった。
グイッ
平「えっ」
ギュッ
男「しょうくん、やっとつかまえられた♪」
突然手を引っ張られ抱きしめられた。
明らかに知らない人の声で、知らない人の匂いで、もう恐怖でしかなかった。
平「うわぁぁぁっ！！はなしてっ…いやっ、、やめてっ…だれかぁっ！！」
男「大声出すなって。せっかくのしょうくんとの時間が台無しじゃん」
平「やだっ！！れぇん…れん…助けっ…いやぁぁっ！！」
男に口を覆われ、涙はどんどん溢れてきて思考は停止寸前。
とにかく逃げなきゃと手をばたつかせて抵抗し続けた。
岩「しょおッ！！！」
聞き覚えのある声に呼ばれ、目の前で男が吹っ飛んだところでその場に崩れ落ちた。
もうパニックでうまく呼吸ができない。
体を起こされ抱きしめられた感覚が男とリンクしてしまい、そのまま意識が遠のいていった。
・
覚えているのはそこまでだ。
平「はぁっ…こわぃ…」
体にはまだ奴の感覚が残っている。
抱きしめられた感覚、耳に当たる知らない男の吐息と汗の匂い、耳障りな気持ちの悪い声。
平「いや…ぁっ…ハァハァッ…ぃ、きが…ハァッ…できなっ…はぁはぁ…」
なんでこんなことに…
誰かに相談していればよかったのかな。
平「ケホケホッ…ハァハァ…だれ、、か…ゲホッ…はぁ、、はぁ…」
とにかく苦しくて、胸を押さえて必死に呼吸しようとするけど酸素なんて入ってこない。
頭がぼーっとしてきた。
平「れぇ、、ん、…はぁ…はぁ…」
バンッ
永「しょおっ！！」
この声、、、廉だ…
助けて…
永「大丈夫！大丈夫やからな！落ち着いて呼吸すれば楽になるから」
抱きしめられる感覚も香りも、あいつとは全然違う。
呼吸が、楽になっていく気がした。
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晴はる(プロフ) - はるきさん» はるきさん、いつもコメントありがとうございます。読んでいただけてるんだなと思うとやる気が湧いてきます。文章力なんて全然ないので書いては書き直しの繰り返しでなんとかやってます笑 これからもよろしくお願いします。 (2019年10月24日 19時) (
レス) id: 2b7aa7cd67 (このIDを非表示/違反報告)
はるき - 晴はるさん» 書いてくれてありがとうございます。感想としては岸くんがすごく頼りになる感じで良かったです。そして赤星もおめでとうございます。晴はるさん、最近調子良いですね。やっぱり晴はるさんは文章力の才能がありますね。次の章でも頑張ってください。 (2019年10月24日 16時) (レス) id: 5952bc852d (このIDを非表示/違反報告)
晴はる(プロフ) - 千夏さん» 千夏さん！嬉しいコメントありがとー！！私もいまだに信じられません笑 これからも小説読んでもらえたら嬉しいです(*^^*) (2019年10月17日 0時) (レス) id: 2b7aa7cd67 (このIDを非表示/違反報告)
千夏 - 晴はるさん！ 赤星に1位おめでとうございます！ 自分のことのように嬉しかったです(T^T)！これからも無理せずに頑張ってください！！ずっと応援しています(*^▽^*) (2019年10月16日 20時) (レス) id: eaba03314e (このIDを非表示/違反報告)
晴はる(プロフ) - 愉快＠もち･ﾙｽﾗﾝさん» 愉快@もち・ルスランさん、コメントありがとうございます！赤星なんて夢みたいでまだ信じられないです笑 これからもよろしくお願いします！ (2019年10月15日 21時) (レス) id: 2b7aa7cd67 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：晴はる
| 作成日時：2019年10月1日 9時
