俺らが紫耀を守るから7

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平野side

なに、、なんなの？

息苦しさも勿論あるけど、それよりも体が痒くてたまらず目が覚めた。


平「はぁっ…はぁっ…やっ、、やぁぁっ」

岸「ん、しょうー？どうしたかな？」

平「うぇぇぇん…やぁぁ…ケホケホッ」


身体が痒いよ、熱いよ、気持ち悪い…


平「ヒック…ふぇぇん…はぁはぁ…」


泣いてたら息苦しくなってきて、必死で呼吸してたら抱き起こされた。


永「しょお大丈夫。岸くんとじんとれんが側におるからね。どっかしんどいとこある？」

平「ゲホッ…からだ、、かゆぃの…やだぁ、ヒック…」

永「ちょっと見せてなぁ」


廉の胸で泣いていたら、急に背中がスーッとした感覚。


神「背中にも出てるよ…」

岸「まじか…これは痒いよなぁ」

永「薬はまだ熱高いから無理やし」


何かを確認し、３人で話し合ってる。

でも俺はそれどころじゃない。
しんどいし痒いし涙止まんないしもうやだ。


平「れぇん…やぁっ、、ゲホッ…ゲホゲホッ」

永「あーーヨシヨシ。咳しんどいなぁ」


廉がトントンと背中を叩きながらまた３人で何か話し合ってて。




永「…よし、それで行こう」

岸・神「「よっしゃ！」」



永「しょおー横にすんでー」

平「ヒック…ふぇっ？」


そのまま横にされて、


岸「冷えピタ身体に貼るよー」

平(ブルッ…)


体中冷やされて、、


神「毛布３枚かけるからね」

平「んー、、重ぃ…ケホッ」


なんかよくわからないうちに色々されてる。


永「よし、これでOK。しょお、体のかゆみどう？」


あれ、、そういえば、、痒くない…


平「だぃ、、じょぉぶ…」

神「よかった！」


体を冷やしてくれたからか痒みは引いていた。
でも、今度は寒い…


平「ケホケホッ…はぁっ、、さむぃ…」

永「寒い？でもこれ以上毛布かけたら重いよなぁ」

岸「う〜ん…」


みんな「う〜ん」と悩んだ末、


永「あっ、じゃあこうするわ」


そういうと廉が布団に入ってきた。


神「廉、なにしてんの？笑」

永「何って、くっついて体あっためるんやん」

岸「あー！なるほどな」

神「いや、なるほどなじゃねーわ笑 『当たり前やん！』みたいな顔やめてくれる笑？」


廉はギュッと俺の体を抱きしめ、背中をさすってくれる。
あったかい…すごく…

なんだか眠くなってきちゃった。


平「あった、、かぃ…」

永「あったかい？それならよかった」


さする手が優しい。
廉の香りが安心する。


平「あり…ぁ、、と…」


俺が覚えてるのはそこまで。

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