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平野side
平「れん…？」
廉は俯いたまま唇をかんでいた。
永「……んて、、」
平「えっ？」
永「俺なんて、、しょおの重荷にしかなってないッ…熱あることにも気付かず、無理させて倒れさせて！」
神「廉、そんなことない」
永「そうやんかっ！全部…、、全部俺のせいやん。しょおが怪我したのだって…平『れんッ！！』…なんやねんっ！」
こんなの、、廉じゃない。
俺の知ってる、俺が大好きな廉は、暖かくて、頼もしくて、いつも俺のことを優しく助けてくれる、、それが廉…なのに！！
悲しくなってつい声を荒げてしまった。
平「…ケホッ…ゲホゲホッ…」
神「しょう、まだ熱あるんだから無理しちゃダメ」
じんは優しく抱き起こして背中をさすってくれる。
永「ほら、今だって俺がしょおを苦しめてる」
平「ケホッ…れん…違うの。こっち、、きて？」
ドアの前にいた廉をそばに呼んだ。
神「大丈夫か？」
平「うん、じんありがと」
じんに体を離され、廉が俺の横に座る。
平「れん、苦しんでることがあるなら言ってほしい。いつも俺ばっかり助けてもらってるから、たまには恩返しさせてよ」
永「え…」
廉の目をまっすぐ見て伝えた。
俺にできることなら力になるから。
廉は考えるように目線をそらした後、ゆっくりと俺の方を見た。
永「おれ、、ほんまに…怖かった…。しょおを…失ったらって…そう考えただけで、、辛くて…たまらなくなって…」
平「うん…」
永「しょおが元気になってからも…たまに…しんど、、そうな…姿見ると… 事故の日のことが…浮かんで……うぅッ…(フワッ)…え…」
今にも壊れそうな廉を、優しく抱きしめた。
平「れん…ごめん。俺のことで苦しめて…。でもほら、俺はこんなに元気で今もれんのそばにいるでしょ。だからもう苦しまないでほしい。そんなれん…見てるの、、辛いからッ…」
永「しょお…ふっ…ぅぅ…ごめん…！」
俺らは涙を流して抱き合った。
そして、お互いがお互いにとって大事な存在なんだということを再認識できたんだ。
俺、メンバーには常に笑っててほしいから。
廉も、海人も、じんも、岸くんも、玄樹も…
みんなみんな笑っててほしい。
それからは廉が過呼吸を起こすことはなくなったらしい。
ほんとによかった。
俺の怪我もだいぶ治ってきて、無事退院。
仕事にも復帰した。
みんながそばにいて、バカみたいにふざけて笑い合う。
それだけで俺は幸せなんだ。
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晴はる(プロフ) - りりりさん» 最新話の方にもメッセージくださってると思うのでそちらに返信いたしますね(^^) (6月13日 23時) (
レス) id: 2b7aa7cd67 (このIDを非表示/違反報告)
りりり - 更新楽しみにしてます。甘えたなしで、素のしょうくんに近い感じの雰囲気で高熱で倒れるお話をリクエストしたいですが、可能でしょうか？よろしくお願いします (6月13日 23時) (レス) id: 58c07711c4 (このIDを非表示/違反報告)
晴はる(プロフ) - しおりさん» しおりさん、コメントありがとうございます！確かに字だけ見たら似てるかもですね笑書き間違えてなくてよかったです^ ^ (2020年10月23日 21時) (レス) id: 2b7aa7cd67 (このIDを非表示/違反報告)
しおり(プロフ) - 盗撮（引きこもり）が何故か強盗（立てこもり）に見えちゃって、ずっと、ん？って思って読んでたんですけど普通に読み間違いでした。恥ずかしい。 (2020年10月23日 18時) (レス) id: ad67d0436a (このIDを非表示/違反報告)
晴はる(プロフ) - かなまるさん» かなまるさん！そう言っていただけてかなり救われました！笑 結構不安だったので。また良かったらリクエストくださいね♪これからもよろしくお願いします！ (2019年6月30日 18時) (レス) id: 2b7aa7cd67 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：晴はる
| 作成日時：2019年6月15日 10時
