俺らが紫耀を守るから5

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永瀬side

起きたらすでに９時を回っていた。


紫耀大丈夫かな。

心配になって部屋を覗いてみる。



永「えっ、おらん」


部屋は抜け殻…



永「はっ？どこいったん？」


急いで下に降り、リビングに入った。




永「はは。なんでこの状況？笑」


優太が紫耀を抱きかかえた状態で、２人してソファで寝てる。


紫耀は少しだけ息荒いか…

頰を触ると結構な熱が伝わってきた。
これは熱上がっとるなぁ。


でも今は優太の胸で寝れてるみたいやし、このまましばらく寝かせとこう。



二人をそっとしておいて、俺はダイニングでコーヒーを飲んでたら騒がしいのがやってきた。



ドタドタッ
ガチャ
高「れんッ大変なの！！しょおがいな…あれ？」

永「しーーー！うるさい」



海人がドタドタと入ってきた。


高「あっ、岸くんとしょおここで寝てたの？よかったぁ。いないからびっくりしちゃった」

永「俺もびっくりした。なんでここにおるんかはわからんけど寝てるから寝かせといたろ」

高「うん、そうだね」



海人も向かいに座り、コーヒーを入れてやる。

高「ありがと。ふー…ズズっ…しょお熱は？」

永「触ったらかなり熱かったから上がってそうやな」

高「そっか…」



優太が起きたら熱測るか。



しばらく二人で、コーヒー飲みながら朝飯食ったりしてたら、


岸「ふぁー…んん…」

永「あっ、優太おはよ」

岸「あれ、廉と海人。今何時？」

高「１０時だよ」

岸「まじ？！うわぁ寝過ぎたー」


なぜかうなだれてるけど笑、それより聞きたいことが。


永「なぁ優太、なんでしょおとここおるん？」

岸「えっ、あぁ…実はさ…」



えっ…
俺も海人も話を聞き、そのまま固まった。

なんでちゃんと付いててやらへんかったんやろ。
そんな後悔ばかりが頭の中を駆け巡る。


高「夜中一人で苦しんでたんだ…しょお、ごめんね」

海人は紫耀のそばに座り込み、真っ赤な頰を撫でてる。

岸「俺も反省したけどさ、じんが見つけてくれたわけだからあんまり落ち込まないでおこうよ。しょうだってきっと嫌だろうから」


確かに…
自分のせいで誰かが落ち込んでたり悲しんでたりすると、紫耀は本当に悲しそうな顔をするんよ。

俺らがこんなんじゃあかんよな。


とにかく俺らは今日オフやから、紫耀の面倒しっかり見てやらないと。

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