俺らが紫耀を守るから5

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永瀬side

なんか海人に励まされてしもた。

調子くるうやんか。
まぁでも、海人がいてくれてほんまよかったよ。


昔は宇宙人みたいな声で、体もヒョロヒョロの甘えん坊やったのにいつのまにか…


って、、俺は親かッ！笑

なんか海人の成長に勝手に感動してる…笑



心の中で自分に突っ込みながら、海人と朝飯の食器を片付けて紫耀の部屋に戻った。



ガチャ

永「えっ…」


一瞬頭が真っ白になった。

しょおが、、ベッドにおらんッ！！


高「れん、しょおどこ行っちゃったのっ？！」

永「わ、わからへんッ…」



一人にするんじゃなかった。

後悔の念が押し寄せてきた時、



「ふっ、、うぅ、、ヒック…」



高「この声…？」


誰かの泣く声が聞こえる…

これ…、、俺の部屋からやッ！！



ダダダッ

永「しょおっ！！」



平「ふぇっ、、うぇぇぇん…やぁ…」

永「しょお、(ギュッ)一人にしてごめんな」


床に座り込む紫耀をぎゅっと抱きしめる。


高「しょお、なんでれんの部屋に…？」

平「ヒック…ひとり、、やぁ…ケホケホッ、、れぇん…ケホッ…いかな、、で…ふぇぇっ、、」

永「しょお、れんはここにおるからね。もう離さへんから」


一人が怖くなってきっと俺を探したんや。
離れへんって決めたのに、眠ってるから安心しちゃってた。


永「しょお、ごめん」

平「やだ、、やだぁ…ヒック、、ど…か、、いっちゃ…ケホケホッ、、やぁッ…」


抱きしめても声をかけても紫耀の涙は止まらない。
どうしたら安心させられるん…





ポンポンッ
高「しょーおー、大丈夫だよぉ。俺らちゃんといるからね」

平「グスッ、、かぃ…と…ヒック…」

高「怖かったね。よく一人で頑張りました」


海人が紫耀の頭をわしゃわしゃっと撫でると、少し落ち着いた。


平「ぅぅ…れぇん…、かい、、…ケホッ、、も、どこも…いかなっ…ケホケホッ」

永・高「「おう、行かへん／うん、行かない」」


俺らがそういうと、ぎゅっと俺に抱きついてきた。


トン…トン…
永「しょーおー」


優しく抱え上げて、背中をトントンしながらリビングへ降りた時には、スゥスゥと寝息が聞こえてきてた。

高「しょお眠っちゃってる」

永「泣き疲れたんやろう」


ちょっと熱も上がってるかもなぁ。
体熱なってるわ…


抱っこしたままソファに腰掛けた。

永「海人、俺決めたわ」

高「えっ」



永「犯人見つける＿＿！」



もう、、紫耀の辛そうな姿はみたくない。
俺が犯人を捕まえてやる。

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