俺らが紫耀を守るから5

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岸side

俺が選んだ薬は、そう…『坐薬』だ。


ここ数日、紫耀は何も口にできなくなった。
口から薬が飲めないなら、もうこの手しかない。


神「俺、誰かにやったことないよ…？」

岩「おれも、、ない」

岸「でももう、これしかねぇだろ」


ベッドの上でしんどそうな紫耀に目を向ける。
早く熱を下げて楽にしてやりたい。

全員思いは一緒だった。



永「…やろ」

高「れん…」


みんな顔を見合わせ頷く。



神「でもさ、、誰が入れる役やるの？」

４「「……」」



そうだよな…
紫耀が嫌がるのは目に見えてる。
誰だってそんな役担いたくないよな。



岸「俺が、やるよ」

永「優太…」



薬を選んだのは俺。
責任もって最後までやる。
それが男ってもんだ！




神「じゃあ、始めるよ」

４(コク)




永「ふぅー…しょおごめんなぁ。ちょっと布団めくるで」

平「はぁ、、はぁ…なん、で…、、ぇん…」


神「しょう、ズボン下ろすよ」

平「はぁ、、やっ…やだ…はぁはぁ…やめっ…」


嫌がる紫耀を見て胸が苦しくなるのを、みんなグッとこらえて手を進める。


平「やぁ…やっやめて…ゲホゲホッ…はぁ…」


下着を半分下ろし、廉は紫耀を抱きしめながら膝をお腹につけさせた。


永「しょおー、大丈夫やで。俺が抱きしめてるからなぁ」

平「やぁぁ…うぅ…ゲホッ、、ふぇぇ…」



あとは俺がやるだけ。



岸「しょう、ごめん！」


ティッシュで持った薬を素早く差し込んだ。


平「やぁぁぁぁっ！！！やっ、、やだぁ！！はっ、、はぁはぁ…ヒック、、やめてぇッ…はぁ…はぁ、、や…め…」


抑えてる間、紫耀は弱々しく暴れながら泣き喚いてて、廉が必死に抱きしめる。








・







岸「はぁ、、終わった」

高「岸くん、お疲れさま」

岩「しょお…」




紫耀は廉の腕の中で気を失っていた。

頬には涙の跡…



永「しょお、よう頑張った」

廉が優しく背中をさすってる間、俺らはズボンを履かせる。



岩「大変な役任せてごめんね」

岸「いや、これもしょうの為だから」


とは言いつつ、あんな姿の紫耀を見たかったわけじゃないし、気を失わせたくなんてなかった。

きっとみんな、心の中は罪悪感でいっぱいだ。



高「お薬効くといいね…」

岸「そうだな」




今はそれを願うしかないか。

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