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永瀬side
刑事さんが部屋から出て行った。
すると、グッと腕に重みがかかった。
永「ん?…しょお?」
紫耀は俺の腕の中で気を失っていた。
岸「ほんと、頑張ったよ」
神「思い出すのも辛いだろうに」
岩「しょお、偉かったね」
アホ…ほんま無理して…
ん…なんか紫耀の体…
永「ちょっと、待って…」
高「れん、どうしたの?」
俺は紫耀のおでこに触れた。
永「やっぱり、、熱出てる」
岸「えっ、まじか…」
神「ストレスで熱出ちゃうかもとは思ったけど」
岩「今も無理しちゃったからね」
紫耀をベッドに寝かせ、看護師さんに冷えピタやアイス枕を持ってきてもらった。
永「ほんまは朝からしんどかったんかもな。俺らに心配かけんように笑顔でおったんかもしれん」
高「しょおのばか…」
もっと俺らに甘えてくれてええのに。
その日は、紫耀の熱がグングン上がってしまったこともあって、俺らは病院に泊まることにした。
夜中には39度台まで上がり、熱を下げるためにも寝かせてやりたいんやけど、やっぱりうなされて何度も起きてしまい、ほんまにかわいそうやった。
そして、紫耀も俺らもまともに寝れないまま朝を迎えた。
俺以外のみんなは限界やったみたいで、今はソファやベッドで寝てる。
俺?
俺は寝ーへんよ。
紫耀についてる。
平「…ん…はぁ…やっ…、、はぁはぁ…」
永「しょおー。廉おるからね。1人ちゃうよ」
抱き起こして、涙を流しながらはぁはぁと苦しそうな紫耀の背中をさする。
夜中からずっとこの繰り返し。
いつになったら紫耀は楽になれんの?
ほんまに、、犯人の男が憎い…!
平「はぁ…はぁ…ん、、れ…ん、、?」
永「うん。廉やで。大丈夫か?」
平「うぅぅ…ヒック…れ、、ん…、も…つらいよぉ…ふぇぇぇ…」
俺はたまらず紫耀を強く抱きしめた。
こんな弱って、不安定で…
なんで紫耀がこんな苦しまなあかんねんッ!
やり場のない怒りで、もうおかしくなりそうやった。
平「うぇぇぇん…ヒック…れぇ、、ん…はぁ、はぁ…ゲホゲホッ…もう…やだぁ…、、うぅ…」
永「しょおっ…ほんまごめんな…!俺、何もしてやれへん…。ごめんなしょお…」
さらに強く抱きしめ、紫耀の涙が俺の服を濡らしていく。
事件以来、紫耀は何回涙を流したやろう。
こんな紫耀…もう見てられへんっ…
紫耀が落ち着くまで抱きしめ続け、気づけば俺も涙を流していた。
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晴はる(プロフ) - ありすさん» ありすさん、いつもお読みいただきありがとうございます!リクエストもありがとうございます♪お話考えてみますね!これこらも宜しくお願いします☆ (2019年6月15日 0時) (レス) id: 2b7aa7cd67 (このIDを非表示/違反報告)
ありす(プロフ) - しょうれん要素多めでお願いします!ラストは廉くんにしばらく甘えたになってしまう展開をお願いします!長々失礼しました。宜しくお願いします。 (2019年6月14日 21時) (レス) id: 5fbe968aa4 (このIDを非表示/違反報告)
ありす(プロフ) - 初めまして。ありすと申します。いつもお話拝見させていただいてます!早速で申し訳ないのですが、リクエストよろしいでしょうか?ファンにしつこく言い寄られている平野くんをメンバーが発見してファンから守るお話を読んでみたいです! (2019年6月14日 21時) (レス) id: 5fbe968aa4 (このIDを非表示/違反報告)
晴はる(プロフ) - はるきさん» はるきさん、嬉しいお言葉ありがとうございます!ご満足いただけてよかったです。リクエストは今いただいているものの後になってしまいますが、考えてみますね。これからもよろしくお願いします。 (2019年6月10日 13時) (レス) id: 2b7aa7cd67 (このIDを非表示/違反報告)
はるき - 盗撮犯の設定ですが20代後半の男。紫耀くんアンチの人。盗撮の理由はテレビで有名になってる紫耀くんにムカついたから。 (2019年6月10日 12時) (レス) id: 5952bc852d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:晴はる | 作成日時:2019年6月1日 21時