俺らが紫耀を守るから51

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永瀬side

永「ただいまー……えっ、なにこれ」


地方ロケが終わり、ようやく家に帰宅。

やっぱ家の匂いってええよな…とか思いながらリビングに入ると、奥の和室で寝っ転がってる優太と紫耀。


永「…なになに？仲良く昼寝？」


めちゃめちゃぐっすり寝てる。

しかもくっついてるし。

まだ３時やししばらく寝かせとくか。
まぁいつから寝てるんか知らんけど。





「んーー…」


永「おっ、起きた？」


静かにゲームしながらコーヒー飲んでくつろいでたら、和室から声。


永「…あっ優太おはよ」

岸「…んぇ？…おーー、れん……はよー」

永「まだ寝ぼけとるやん」


目をこすりながらぼーっとしとる。


永「なんで2人で昼寝してるん？」

岸「ん？あー、、んー…」

永「え、なに？」

岸「れんには言っといたほうがいいかな…」


なになに？
なんかまずいこと言った俺？


岸「ちょっとあっちで話いい？」

永「おう」


寝ている紫耀を起こさないようにゆっくり体を起こした優太。

ブランケットをかけ直してあげて、2人で静かにダイニングに移動した。


岸「あの、実は今日さ…」

永「うん」


優太から聞いた話はまさかで。

そんなことがあったなんて、、
しんどかったやろう。


永「俺なんも知らんかった」

岸「いやそれは仕方ないだろ。地方ロケだったんだし。俺が気がついてあげるべきだったんだよ…。実は昨日の夜中もさ、あいつうなされて過呼吸起こしてさ…」

永「は？！過呼吸？！」

岸「そう。俺もびっくりしたけどしばらく一緒に深呼吸したら戻って。そのあとも1人になりなくないみたいだったし、何かあったんだろうなとは思ったんだ」


過呼吸まで起こすくらい追い詰められてたんか。

誰にも言えんかったんやな。


永「もう大丈夫なんよな？」

岸「おう、知念くんと有岡くんがスタッフさんに言ってくれたらしい。進展あったら連絡あるとおも…あっ」


ちょうどスマホが鳴って有岡くん。

その学生がさっき見つかり、警察から厳重注意を受けたらしい。

しかも紫耀には今後一歳関わることはできないとまでしてくださったみたいだしよかった。


永「ほんまよかった」

岸「おう。突き飛ばされたせいで背中も少し怪我してて、でも本人は病院には行きたくないみたい」

永「俺らがちゃんと見とかないとな」




「んーー……」


岸「あっ、しょうー？起きた？」

平「…岸くん」

岸「うん、よく寝れた？」

平「…ん」


まだ眠そう笑
でもなんか安心したわ。

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