俺らが紫耀を守るから51

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神宮寺side

岸「だいじょーぶだいじょーぶ」


岸くんがパニックを起こしてる紫耀を抱きしめ背中を摩り始めて数分、ようやく落ち着いたみたいで大人しくなった。


岸「もう苦しくない？」

平(…コク)



ガタガタっ


救「通ります！！」


その時、ちょうど救急車が到着して廉が担架に乗せられる。


高「れんっ！」

救「呼吸が弱いな。急ごう」

救「そうだな」

高「れんっ、れんやだ！れぇんっ！」

岩「海人！大丈夫だからね」

高「うぅっ、、れんっ」

救「どなたか一緒に乗られる方は？」


あっ、それ考えてなかった。


岸「俺がいく、神宮寺、しょうたちを頼んだ」

神「任せて。れんをよろしくね」

岸「おう」


さすがはリーダー、すぐに乗るって名乗り出て救急車に同乗して行った。


ガクッ

神「うわっ！しょう、大丈夫？」

平「…」


岸くんから受け取った紫耀の顔色は最悪で、体がアッツアツ。

これ過呼吸になったせいか相当熱上がってんな。


マ「みんなっ！！」

神「あっ、マネさん」


マネさんの姿を見たらなぜかものすごくホッとした。

スタッフさんが連絡したそう。


マ「とりあえず病院に向かおう！平野は大丈夫か？」

神「ちょっと熱が上がってるっぽくて、しょうも病院で診てもらった方がいいかもしれないです」

マ「…これは高熱だな。わかった、病院に着いたら診てもらおう」


俺の腕の中でぐったりしてる紫耀をマネさんが抱えてくれて、海人は玄樹に抱きついたまま俺らは駐車場に向かった。


マ「後ろに寝かせるからみんなは前の席ね」

岩「わかりました」


後ろに紫耀を寝かせてブランケットをかけ、俺らも急いで病院へ。

岸くんからまだ何も連絡ないけど、きっと手術中なんだろうから。




バタバタっ


神「岸くん！」

岸「あっ…みんな！」


手術室の前、一人座ってた岸くんは俺らが見えた瞬間に少しホッとした表情になった。


岩「れんは…」

岸「いや、まだ手術中…」

高「れん頑張ってっ…」


俺らは祈ることしかできないのがもどかしい。


岸「あっ、マネさん！しょうは？！」

マ「かなり熱が出てるから今から診察してもらうことになってる」

岸「うわ…これやっべぇだろ…」


おでこを触って顔を歪める岸くん。

熱々だからね、そりゃあそういう反応になるよ。


平「ﾊｧｯﾊｧｯ…けほっ…ﾊｧｯ」

看「お待たせしました！こちらにどうぞ」

マ「はい！」

神「俺も行ってくる」

岸「頼んだ」


きっと2人とも大丈夫だよな。

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