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平野side
目を開けると部屋の天井が見えた。
あ、そうか…俺あのまま眠っちゃったんだよな。
しばらくボーッとしてたら、んっ？手に違和感。
平「…れん？」
廉が俺の手を握ったまま、ベッドに頭をのせて眠っていた。
一瞬なんで廉がいるのかわからなくて、えっ？と思って周りを見渡せば、床で雑魚寝しているみんな…。
みんな、なんでいるの？
ここ俺ん家だよね？
俺確か、寂しくて一人泣いてたら眠くなってきて…
それからが全く思い出せない。
でも少ししんどさがマシになっている気がする
平「れん？…ねぇ、れん…？」
永「んんっ…えっ？！しょお？！！目覚めたっ？気分は？！」
平「大丈夫…。なんで…いるの…？」
永「覚えて、、、ないよな。俺らレッスンのあと、しょおの様子みようと思って借りてた合鍵あったから家きたんよ。そしたらしょおがベッドでぐったりしたまま意識ないし、呼吸は過呼吸並みに激しいし、熱はかったら40度超えてるしで、そのままみんなで急いで病院連れてって、点滴して帰ってきたんやで。」
平「そうなんだ…。」
俺、知らない間にまた迷惑かけちゃってたんだ…
みんな疲れてるのに、こんな床で雑魚寝なんかさせちゃって、、、ほんとどうしようもないな俺って。
床で寝てるみんなを見渡して申し訳なくなった。
そんな俺の心を表情から読み取ったのか、廉がそっと頭を撫でてきた。
永「しょお。なんも考えんでいい。しょおが気にすることなんて何もないんやから。今はゆっくり休んで、早く風邪なおそ。」
平「うん。ありがとう。」
あんな寂しくて泣いていたのが嘘のように心が軽くなっていった。
みんなありがとう。
平「ケホッ…ケホケホッ」
永「今は深夜3時か…。そろそろ解熱剤の効果が切れてくる頃だと思う」
廉はそう言いながら俺の体を抱き起こして背中をさすってくれた。
永「一回熱測るな。ちょっと冷たいよ」
そう言って体温計を俺の脇に挟む。
ピピピピ
永「３８.５℃か…。まだ高いな。冷えピタもぬるくなってるから貼り替えよっか。(ペタッ)」
平「んっ…つめたっ…」
永「まだしんどいと思うけど、もう少し頑張ろうな」
廉の背中をさすってくれる手つきが優しくて安心する。
でも、やっぱりインフルエンザは手強かった。
平「ゲホッ…ゲホゲホ…ゴホッ、ハァハァ…」
永「しょお、しんどいな」
平「ハァハァ…ゲホゲホゲホゲホッ、ケホッ」
廉の胸にもたれかかってるけど、
しんどすぎる…
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晴はる(プロフ) - ayaさん» ayaさん、いつもご購読いただきありがとうございます！そんな嬉しいお言葉をいただけるなんてとてもやる気が湧きました(*^^*)これからも頑張って更新していきますのでよろしくお願いします♪ (2019年5月25日 1時) (
レス) id: 2b7aa7cd67 (このIDを非表示/違反報告)
aya(プロフ) - 更新楽しみにしてます！ (2019年5月24日 23時) (レス) id: 466a75cfe6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：晴はる
| 作成日時：2019年5月13日 21時
