4 ページ4
岩橋side
俺らは急いでレッスン場を飛び出した。
外ではマネさんが、車停めて待っててくれてたんだけど…
マ「あれっ？今日レッスン終わるの早いね。じゃあ送ってくから乗っ 岸『すみませんっ！お疲れっした！』えっ？ちょ、えっ…！」
俺らは走りながら挨拶して、車の横を駆け抜けた。
だってこの時間は帰宅ラッシュで、いつも渋滞にはまるんだもん。
レッスン場から紫耀の家までなら走って20分ほどだから、絶対ダッシュした方が早いはずっ！！
俺らはご通行中の方達が振り返るのも気にせず、ただひたすら走り続けた。
はぁはぁはぁ…
あっ、そうだ！
岩「はぁはぁ…ねぇ、みんな！紫耀の家行くなら食べるものとか冷えピタとか買って行った方が良くない？！」
4「「あっ確かに！」」
途中で方向転換
近くのコンビニに駆け込んで、
急いで必要なものを買って、またダッシュ！
やっとの事で紫耀の家に到着した。
永「はぁはぁはぁ…じゃあ…開けるで…。」
4「「ゴクッ……うん…。」」
ガチャッ
永「しょお〜…？」
ドアを開けると、中は真っ暗で静まり返っていた。
紫耀、いるよね？
神「ねぇ、紫耀の寝室ってどこなの？」
永「えっ、あぁこっち」
廉に案内されながら暗い廊下を進むと、ドアの隙間から薄オレンジ色の灯りが漏れている部屋があった。
俺たちはゆっくりドアを開けた。
岩「しょう〜？」
奥にはベッドがあって、布団が盛り上がってるのが見えた。
紫耀、やっぱり寝てるよね。
様子を見ようとベッドに近づくと、
あれ…何かおかしい…。
岩「しょお？」
ハァハァハァ……
ただひたすら荒い呼吸音が聞こえて、激しく上下する布団。
まさかっ！！
バッ
布団を急いでめくると、真っ赤な顔で虚ろな目をのぞかせて、過呼吸並みに忙しない呼吸をする紫耀…
岸「紫耀！！おいっ！聞こえるか紫耀？！」
永「紫耀！俺らやで！わかるか？！……熱っ！」
神「やばいよこれ…！熱上がりすぎてるよっ！」
高「しょおっしょおっ！！やだッしっかりして…泣」
岸「とりあえず熱はかろ！体温計！！」
廉は意識のない紫耀を抱き起こし、体温計を脇に挟んだ。
ピピピピ
永「…これはあかん…急いで病院つれていこッ！！」
廉が、体温計を見た瞬間叫んだ。
俺らものぞいてみると、
『４０.２℃…』
みんな絶句して言葉が出てこなかった…
早く病院に連れて行かないと！
俺らは紫耀を抱えて家を飛び出した。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 347人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
晴はる(プロフ) - ayaさん» ayaさん、いつもご購読いただきありがとうございます！そんな嬉しいお言葉をいただけるなんてとてもやる気が湧きました(*^^*)これからも頑張って更新していきますのでよろしくお願いします♪ (2019年5月25日 1時) (
レス) id: 2b7aa7cd67 (このIDを非表示/違反報告)
aya(プロフ) - 更新楽しみにしてます！ (2019年5月24日 23時) (レス) id: 466a75cfe6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：晴はる
| 作成日時：2019年5月13日 21時
