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平野side
ハァ…ハァ…ハァ…
もうどのくらい歩いただろう…
足も体も限界…。
そう思った時、
平「えっ？」
突然雨が降り出した。
平「うそっ！！降ってきたっ！！」
俺は急いで大きな木の下まで走った。
でもすでに服も髪もビショビショで、木の下だって完全に雨を防げるわけはなくて…
平「うぅー…さむい…。」
体の震えが止まらなくなってきた。
山の天気は変わりやすいって本当なんだな。
平「(ブルブルッ)…ッくしゅっ…、へっくしゅっ！…ゲホゲホゲホッ…」
寒いよ…怖いよ…
悪寒がしてきて、頭はボーっとする。
少し前からくしゃみと咳が止まらなくて、なんか動けない…
平「ハァハァハァ…、、しん…どい、、」
俺はなんでいっつもこうなんだ…
もうみんなに迷惑かけないぞって誓ったのに。
きっとみんな今頃、必死で俺のこと探してる。
あの時俺が、一言誰かに声かけてればはぐれずに済んだ話なのに…
このまま二度とみんなに会えなくなったら…
そんなの絶対いやだっ…！！
俺は重い体をなんとか起こして歩き始めた。
でもどこに向かっているのか全くわからないし、目の前も霞んできてよく見えなくて…、
そしたら突然…
ガクン
えっ……
俺の体は急斜面をゴロゴロと転がって、気づいたら冷たい地面に横たわっていた。
何が起きたのかわからない…
足を踏み外した感覚がして、気づいたら地面だった…
平「いっ…痛っ…！」
体中が痛みで動かない。
呼吸もしづらい。
おれ…このまま死んじゃうのかな。
岸くん…、じん…、玄樹…、海人…、、れんっ…！
急にみんなの顔が浮かんできて…。
死ぬ前って、走馬灯のように楽しかった思い出が蘇るとか聞いたことあるな…
みん…な…＿
おれの意識はそこで途絶えた。
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晴はる(プロフ) - ayaさん» ayaさん、いつもご購読いただきありがとうございます！そんな嬉しいお言葉をいただけるなんてとてもやる気が湧きました(*^^*)これからも頑張って更新していきますのでよろしくお願いします♪ (2019年5月25日 1時) (
レス) id: 2b7aa7cd67 (このIDを非表示/違反報告)
aya(プロフ) - 更新楽しみにしてます！ (2019年5月24日 23時) (レス) id: 466a75cfe6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：晴はる
| 作成日時：2019年5月13日 21時
