俺らが紫耀を守るから49

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岸side

ガラッ


岸「しょうー……あっ寝てるか」


朝から病院に来てみると、まだ紫耀は眠っていた。


岸「おはよー」


寝顔に静かに声をかけ椅子に腰掛けると、見えた手元。


岸「あっ！」


手紙、握ってんじゃん。

昨日書いてベッドに置いていった手紙。

それを大事に握ったまま眠っていた。


岸「かわいいやつ」


寂しかったんじゃんやっぱり。

朝から来てよかった。
まぁまだ寝てたけど。


岸「ふぁぁ…」


紫耀の寝顔見て安心した途端に眠気が…






チョンチョン

岸「ん…」


あれ、俺寝てた。

ベッドに突っ伏して寝てたらしい。


岸「ふぁぁっ……あっ、、えっ？起きてたの？」

平「岸くんおはよう」


体を起こせば目を開けた紫耀がこっちを見ていた。


平「ほんとに朝から来てくれたんだ」

岸「おう、だってそう書いてただろ？」

平「うん。ありがと、けほっ」

岸「でも寝ちゃってた笑 いつから起きてた？」

平「岸くんの少し前。けほけほ…口開いてたからチョンチョンしてたけどなかなか起きなかった」


あっ、あの感覚は紫耀にチョンチョンされてたのか。


岸「体どう？」

平「うん、だいぶ楽。ごほっ…」

岸「まだ咳は出ちゃうか」

平「まぁね。でも熱は下がってると思う」

岸「測ってみよっか」


体温計で熱を測ったら、おっ！３７.６！

だいぶマシになってる。
昨日は俺が行った時はもう寝てたけど、廉たちがしんどそうだったって言ってたから、よかった。


平「みんなは？」

岸「仕事行った。俺はオフだから」

平「ごめんね、オフなのに」

岸「何言ってんだよ。俺が来たくてきたんだから」

平「…うん」


そのあと看護師さんがきて朝の検診があって、午後までお話したりして過ごした。

もちろん紫耀はまだ熱があるから少し昼寝もさせながらね。


神「おつかれー」

高「何してたの？」

永「おつー」


夕方ごろ３人がやってきて、紫耀も熱が下がって数日入院だったのが、明日退院していいと許可が出た。


高「よかったね！」

平「うん、ありがと」

永「今回煙吸ってたことを隠したんが全て理由。わかってるな？」

平「はい、ごめんなさい」

永「もう隠すなや？」

平「…はい」


紫耀は廉に説教されてたけど笑
まぁ、よかったんじゃない？

end
ーーーーーー
『体調不良』編、完結です。
ぴーちゃんさん、いかがでしたでしょうか？
少しリクエストと違ってしまってたらごめんなさい！

皆様、お読みいただきありがとうございました^ ^

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