俺らが紫耀を守るから49

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永瀬side

永「はぁっはぁっ！」


スタッフさんが見かけたとこまで案内してくださって、その周りを必死に探す。

お二人も手伝ってくださって、手分けして部屋を開けまくった。


永「しょおっ！どこやっ！」


早く見つけないと嫌な感じがするんよ。

あいつの身が危ないって。


ガラッ

永「しょおっ！！！」


開けたドアの先、薄暗い倉庫の奥で誰かが2人の男に蹴られているのが見えた。


永「何やってるんですか？！！」

ス「…えっ、なんで永瀬が？！」

永「…しょおっ！！」


床に倒れていたのは、間違いなく紫耀やった。


永「しょおっ！しょお目覚ませっ！！」


ぐったりしていて意識がない。

てか、、傷だらけやんっ…


A「えっ！！どうしたんですかっ？！」

永「すみませんっ！救急車と警備員さんをすぐに呼んでください！」

A「わかりました！！」

ス「…やべぇよ！！」


こそこそ逃げようとしてるこいつら。

絶対許さねぇ。


永「(ダンッ！)…逃げる気？ふざけんなよ。しょおをこんな目に合わせて、ただで済むと思うな」


入り口を塞ぎ、逃げられないようにした。

絶対逃してたまるか。


警備員「どうしましたか？！」


その時ようやく警備員さんがかけつけてくれて男達は連れて行かれた。


永「…はぁ……あっ！しょおっ！」


男達を逃さないのに集中してて床に寝かせたままやった！


永「しょおっ！起きてや…目覚ましてや！もう大丈夫やから、なんも怖いことないからな…しょおっ…」


いくら話しかけても反応しないし…
これ、大丈夫やんな。

気失ってるだけやんな。


A「救急車もきました！」


到着した救急車で紫耀は病院に運ばれた。





ダダダっ
バンッ！

岸「しょうっ！れんっ！」

永「しっ！」

高「しょおはっ！！」

永「大丈夫、今は眠ってるから」

岸「なんで…なんでこんな…」


病院に到着後、マネさんと優太に連絡して、処置が終わったところで先に2人が駆け込んできた。


高「…傷だらけ…何があったの？」

永「……いじめや」

高「…えっ」


そのあと、警察に連れて行かれた2人が全て吐いたらしい。

紫耀への暴行も、嫌がらせも、いじめをしていたことも。


永「体のアザも全て、犯人が殴り蹴りをしてできたものやった」

岸「…ひでぇ…」

高「ひどすぎるそんなの…」


眠っている紫耀は全身包帯だらけ。

こんなことになる前に、俺はなんで助けられなかったんや。

アザには気が付いてたのに、ほんまに悔しい。

ごめんな。

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