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平野side
平「…どういうことですか…一緒って…」
男「………お前と同じ……ジャニーズだった…」
平「…え！」
それはまさかの答えで。
俺と同じジャニーズの人だったなんて。
平「…知ってる子かな…」
男「…何回か、お前らのバックにもついてた…」
平「…そうだったんだ…」
身近な人だったって知った途端、亡くなってしまったことにさらに胸が苦しくなった。
平「それで、、なんで俺を誘拐したんですか？」
男「……あいつは、、ジャニーズに殺された」
平「…どういうことですか？」
男「…」
平「あのっ、それは一体……息子さんが殺されたって……えっ、、いやそんなわけ…」
男「……しょうたはっ…！…殺されたんだっ…！！」
立ち上がって涙ぐみながら俺に訴えかけてくる圧に思わず後ずさった。
平「……しょうたくんって、言うんですね」
男「……しょうたは……リハ中に熱中症で倒れて…そのまま亡くなった…」
平「…熱中症で…」
そんなことがあったなんて、、全く知らなかった。
しかもリハ中に…
男「しょうたはもうっ……もう戻ってこないんだっ…！！」
平「…」
俺は涙を流すこの人に何もしてあげられない。
実際に息子さんを失った悲しみを全て感じることなんかできないし、俺はただのアイドルで、無力だから。
男「ああっ…うわぁぁっ…」
平「……」
気づけば俺の目からも涙が流れていた。
俺もたくさん知り合いや身内を亡くしてきた。
だから、大切な人を失う悲しみはまだわかる方だと思う。
ただ…
平「きっと…息子さんはこんなこと望んでないと思います…」
男「…うるさいっ、お前に何がわかるっ！！」
平「……」
男「……奴らから用意ができたって連絡が来たらお前も移動する。スマホは俺が持ってる。わかったな」
平「はい…」
そのまま男は出て行った。
平「…ぐすっ……みんなっ……会いたいっ…」
外はすっかり夜になっていて、気温も落ちてすごく寒い。
さっき電話した時のみんなの声が蘇ってきて、涙が止まらなくなった。
平「…みんなっ、、れんっ…岸くんっ…」
会いたいよ…
平「…うっ、さむっ…」
男がくれたブランケットにくるまって体を擦る。
最近少し気温は上がってきたとはいえ、まだ夜は冷えるから。
絶対、生きて帰るんだから。
平「……うぅっ…(ぶるっ)……なんか、、眠い…」
急に眠気が襲ってきて、硬い地面の上で横になり目を瞑ると、あっという間に眠りに落ちていた。
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晴はる(プロフ) - メイメイさん» メイメイさんありがとうございます(T ^ T)温かいお言葉で気持ちまであったかくなりました！頑張っていきますのでこれからもよろしくお願いします！ (6月16日 10時) (
レス) id: 2b7aa7cd67 (このIDを非表示/違反報告)
メイメイ(プロフ) - 待ちますよ😉晴はるさんのペースでいいんですから。これからもお話ずっと続けてくださいね。 (6月16日 6時) (レス) id: cb525dcc9e (このIDを非表示/違反報告)
晴はる(プロフ) - メイメイさん» メイメイさん、大変お待たせしてしまってすみません！感想いただきありがとうございます！これからも書き続けていきたいと思ってますので読んでやっていただけると嬉しいです(*´ω`*) (6月16日 1時) (レス) id: 2b7aa7cd67 (このIDを非表示/違反報告)
メイメイ(プロフ) - ありがとうございました！まさか私のお願いしたお話だったとは。よかったです！また新しいお話も楽しみにしています。 (6月15日 2時) (レス) @page34 id: cb525dcc9e (このIDを非表示/違反報告)
晴はる(プロフ) - りりりさん» りりりさん、いつもお読みいただきありがとうございます(*^^*)実は現在リクエストを溜めてしまっていることもあって募集をストップしてまして>_<ごめんなさい。ただこのリクエストの内容でしたら要素として入れやすいので、高熱関連の時に入れられたら入れますね^_^ (6月13日 23時) (レス) id: 2b7aa7cd67 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：晴はる
| 作成日時：2023年5月20日 2時
