俺らが紫耀を守るから43

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永瀬side

永「しょお、おはよ」



翌日、仕事終わりで病院へとやってきた。
今日は午前中だけやったから。



永「…今日は天気ええよ。そろそろ起きてみたら？」



話しかけても何も返ってこないしなんか寂しいな。

あれから３日か。

優太は昨日目覚ましたのになぁ。



永「ほんま、、寝過ぎやで」



早よ目覚ましてや。



ガラッ

神「あっれんも来てたんだ」

永「おう、たった今な」

岩「しょおはどんな感じ？」

永「特に変わりないかな…」

高「あっ、みんな早いね！」

神「今来たとこだよ」

永「お疲れ」



今日はみんな仕事終わり早かってんな。
こんな時間に全員集まるってなかなかないで。



永「優太んとこ行った？」

岩「ううん、まだ。先にしょおの様子見に来たから」

高「起きないね…」



先生も、そろそろ目を覚ますと思うんですけどね、って言っとったのに。



コンコン

神「え？はい」



ガラッ

刑「失礼します。突然すみません」

永「えっ、あの時の…！」



入ってきたのはあの時おった刑事さん。



刑「平野さんと岸さんはいかがですか？」

岩「…岸くんは目を覚ましてあとは怪我を治すだけなんですけど、、しょおはまだ目が覚めなくて…」

刑「…そうなんですか…。実はここに来たのは皆さんにも伝えておいた方がいいかと思いまして。その、、なぜこんなことが起きたのか」

永「あいつら、、自供したんですか？」

刑「はい、全て吐きました。ここで話しても大丈夫ですか？」



紫耀がおるけど…

でも聞こえてないし、ごめんな。



永「大丈夫です」

刑「実は岸さんと平野さんが食事に行かれたお店に、犯人達もいたようなんです。そこで自分達が店員さんと話していたら邪魔をされたと」

神「邪魔、ですか？」

刑「はい…。カッコつけて割り込んできて恥をかかされたと。それでお店の方にも話を聞いたら、どうやら男達が店員さんに食ってかかってるところを平野さんたちが助けに入ったみたいで。それが気に入らなかったようなんですよ」

永「は？なんなんそれ…」

高「２人とも…何も悪くないじゃんっ…」



そんな理不尽な理由ないやろ。

ただ店員さんを助けただけで恨んでこんな酷いことまでして…


特に紫耀は昔から正義感が強くて困ってる人を放っておかれへんタイプやった。
だから助けたんやろう。



刑「伝えるべきか迷いましたが、話しておいた方がいいかと」

神「ありがとうございました」



怒りでほんまおかしくなりそうや。

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