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No.94 ページ4

『キールが来葉峠で頭を撃ち抜いて車ごと焼き払った赤井の遺体の指紋と……あの探偵ボウヤの携帯に残っていた赤井の指紋が一致したって』
なぜキールが赤井を殺す羽目になったのかは知らないけど、探偵ボウヤってのは……コナン君の事だろうか。
「何故焼死体から指紋が採れたんですか?」
『耐火加工されたズボンのポケットに手を突っ込んだまま焼かれたからよ……』
「ベルモット……本当に言ってるの?」
ポケットに手を突っ込んだまま死ぬだなんてね……相当皮肉れているかもしくは……
『そういう男なのよ。ショットガンで私を撃った時も片手はポケットの中だったし』
「ホー……片手でショットガンを……奴らしい……だが、後で指紋が採取できるように…わざと遺体の手を入れていたとも考えられますよね?」
『そんなに疑うなら赤井が撃たれた時の映像を見てみる?』
「ああ……キールが首につけていた隠しカメラで撮ったとかいうムービーですね」
『あの男、撃たれる前にこう呟いたのよ』



“フン……まさか……ここまでとはな……”



「……それって、死に際に追い込まれて出た言葉……本心じゃない?」
まさか……ここまで……本心、か……
『ええ……一応、女優の立場からも言わせてもらうけど、ノアが言った通り。あれは示し合わせた台詞じゃなく……心の底から出た言葉……演技じゃないわ』
普通は、そう考える。
『じゃあ切るわよ?ガッカリだわ、こんな茶番に付き合わされていたなんて』



「まさか……ここまでとはな」
そう呟いた零さんの顔は何かをしっかり確信した……そんな顔だった。
「まぁ、証明してみせますよ……僕の推理があっているかどうか……ぐうの音も出ない状況に追い込んでね」
『じゃあ良い知らせを待ってるわね。Goodbye……』




電話が切れ近くの駐車場に車を止めた……すると駐車場に停めてあった他の車から人が続々と降りてきた。でも見たことのある……そんな雰囲気の人達。辺りが暗くてよくわからない。
「助っ人達ですよ……」
零さんと私は車を降りた。



「いいか?作戦通りだぞ。こちらの事を悟られないように赤井に近づけ……いいな!」
『はい』
それは公安の……零さんの部下達だった。

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chiharu(プロフ) - Aliceさん» 見逃していました(汗)修正しておきます。ありがとうございます( ´ ▽ ` )ノ (2017年5月7日 13時) (レス) id: a4bdbc390b (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - 敬語を使う方がが←誤字です (2017年5月7日 3時) (レス) id: 1a1e66043f (このIDを非表示/違反報告)
chiharu(プロフ) - NANAさん» NANAさん初めまして!ありがとうございます。ドキドキしてもらえて嬉しいです♪これからもがんばりますのでよろしくお願いします。 (2017年3月14日 20時) (レス) id: 0fc392f71f (このIDを非表示/違反報告)
NANA - ドキドキしながら読めてとても面白かったです!続き読めることを楽しみにしています♪ (2017年3月13日 14時) (レス) id: 6ca7b4b0b3 (このIDを非表示/違反報告)
chiharu(プロフ) - みゅーさん» みゅーさん初めまして( ´ ▽ ` )ノお話を読んで下さってありがとうございます!最高だなんて…本当に幸せです♪嬉しいお言葉ばかりで…(涙)これからも更新頑張りますのでよろしくお願いします: ) (2017年2月26日 23時) (レス) id: be2730d495 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:chiharu x他1人 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2017年1月7日 18時

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