Hiレベルな女。

たからもの1 ページ43

A



今日は一人でバラエティ番組収録。

もうバラエティ番組に一人で呼ばれるのも慣れてしまった。

さみしいし、緊張する。

ほんとはHiHi Jets6人全員で出たいのになぁ。

そんな祈りを込めて、毎回バラエティ番組に出るときは絶対
『HiHi Jetsの天野Aです』って言うようにする。

HiHi Jetsってなに！？ってなるように。


たからものについての質問があるというこの番組。

「じゃあ本日ゲストのAちゃんの宝物を聞こうかな」

「はい、こちらです！」

事前に用意して頂いたボードを出す。

「HiHi Jetsです！」

「お！メンバーさん」

事前にアンケートに書いた、私の大切なたからもの。

「なんか…みんな個性が爆発してて、それぞれいいところを伸ばして切磋琢磨できるんですよね。しかも私のことめっちゃ心配してくれて！年下メンバーも！そこがすごい暖かくて、優しいんですよ。んー、うまくまとめられないけど大切な仲間で家族で宝物です」

「A〜！！」

「そんな風に思っててくれたの？？」

「嬉しすぎるんだけど！」

「俺らからしてもたからものだよ」

「まじで愛してる。」

びっくりすぎて言葉が出ない。

なんでここに5人が？なんで？

「実はサプライズでメンバーさん呼んでました」

「えー！うええ…恥ずかしいな」

「メンバーの皆さんにはAさんのここが大好きっていうポイントまとめてもらいましたよ」

「ええ…、」

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