いつでも隣 ページ13
A
せっかくのオフの日なのに。
昨日びしょ濡れで撮影を行ったせいでかぜをひいてしまった。
頭が痛いしくらくらする。
誰か呼ぼうか、でも迷惑をかけてしまう、寂しい。
プルルルルルルル
誰かからの電話、
「もしもし…みずき、」
「A?具合悪い?」
「うん…きて…」
「わかった、体、温めとけよ」
みずきはめんどくさがり屋さんのくせに優しい。
ちっちゃい頃も来てくれたな…、
いつでも隣にはみずきがいてくれた。
懐かしい思い出とみずきに会いたい気持ちで涙が出てくる
「みずき…はやくきてっ、」
ガチャッ
「はぁっ、A」
汗だくで息を切らしながら来てくれた。
胸の奥がきゅんって。
なにこれ。
「みずき…」
「ばか、体温めとけっつったろ。」
泣いてることとかには触れずぶっきらぼうにお布団まで連れてってくれる。
「熱は?」
「38くらい」
「寝ろ。」
みずきがいる安心感で目がさがってくる。
起きたら外はもう暗くなっていた。
目が腫れてて重たい。
みずき帰っちゃったかな、また泣きそうになった。
「お、起きた。具合は?」
「だいぶ楽だよ、ありがとう」
「そっか」
「、ちっちゃい頃を思い出しちゃった」
「Aは体弱いんだから、気をつけろよ」
「うんごめんねいつも」
「そうじゃなくて」
「?」
「辛かったらすぐ連絡しろよって」
「…うん」
「おかゆ食べたら寝ろよ」
「帰っちゃうの…?」
「うん、迷惑だろ?」
そうやって扉を開ける彼の袖をつかもうと立ち上がる。
でも病み上がりの体は言うことを聞かなくて
「うわっ!」
「あぶない!」
彼の胸の中に収まってしまった。
「…ふ〜危ない、急に立ち上がるなよ」
どきどきどきどきしている。
さっきから私はなんかおかしい。
ふと耳を澄ますと彼もまた心拍を上げていた。
…心配かけてしまった、
また涙が出そうだ。
頭に温かい手がのっかる。
「わかった、今日は泊まってく。」
やっぱりみずきはずっとずっと隣にいてくれる。
優しい優しい瑞稀くんです
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ちこ - パンダさん» ありがとうございます!頑張っていきますのでぜひぜひこれからも推していただけると幸いです🫶 (2022年10月29日 20時) (レス) id: 8e69268c46 (このIDを非表示/違反報告)
パンダ - すごいこの作品好きなので頑張ってください (2022年10月29日 10時) (レス) @page19 id: 2d87414528 (このIDを非表示/違反報告)
ちこ - 美紀さん» 読んでくださりありがとうございます!美紀さんも体調十分にお気をつけください (2022年10月15日 18時) (レス) id: 8e69268c46 (このIDを非表示/違反報告)
美紀(プロフ) - 井上瑞稀君と橋本涼君と高橋優斗君のファンです最高ですコロナと寒くなったり暑くなったりしてるので体調などにも気をつけてくださいね (2022年10月15日 12時) (レス) id: 3abf21e40c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちこ | 作成日時:2022年9月23日 18時