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それからひと月、おれは、何も食べなかった
･
食べれなかった
･
罠を仕掛け、獲物を捕まえようとすると
･
彼女を思い出し、首筋の棘の後が痛んだ。
･
おれは、きっと、しぬ…。
･
そう思うと、最後にひとめ、彼女を見たくなった…
･
同じ時間、同じ場所
･
彼女は、やってきた
･
もう俺を、忘れてしまっただろうか…
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深夜、今日は、、、
･
赤い月の日だった
･
Blood Moon
･
俺の事か、、、
･
そう思うとなんとも皮肉で、ふっと声を漏らしてしまう
･
･
｢だれかいるの？｣
･
しまった。
･
あの日のように、彼女が振り返った
･
…っ！！
･
紅い月に照らされた…
彼女の青白い首筋…
喉がごくりとなった…
そのまま、牙を立てて
溢れ出る血を…
はらいっぱいに…
･
･
ひたひた迫る足音
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｢きゃーーーーーーーーーーっ！｣
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気配も消さず、近ずき
･
彼女に触れようとした瞬間
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俺に気づいて、叫び声をあげた彼女…
･
その怯えた顔を見て、我にかえる
･
･
彼女を抱きしめた状態で
･
首筋に、顔を埋めた状態で…
･
ぴたっと止まった
･
首筋の棘の跡が…痛む…
･
"愛してる"
･
･
それだけ呟き、おれは、姿を消した
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ちはなぶる(プロフ) - # のんさん» のんさんっ！ありがとうございます(;;)がんばりますっ！ (2019年7月25日 5時) (
レス) id: 25c2c2a0cb (このIDを非表示/違反報告)
# のん(プロフ) - 更新楽しみにしてます（＾Ｏ＾）！ (2019年7月24日 22時) (レス) id: 75cf112eaf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちはなぶる | 作成日時：2019年6月24日 8時
