新たな道41 ページ41
部屋へ入りAをそっとベッドに下ろす
下ろそうとするのだが…
「A…」
オレにしがみついて離れようと、、しない
もう一度抱き直し
Aの背中をポンポンと叩きあやす
「A…お水、、飲む？だろ？A？」
聞いているのか、いないのか…
仕方ねぇ、か
結局そのまま抱き抱えベッドに二人、寝っ転がる
「A…」
オレの胸に顔を埋めているAの顔を
そっと上げさせる…
ああ…また、、
絶望して昏い海の底を覗き込む…あの時の、、顔…
「A…おいで、オレはココ、、
何に苦しんでる？何に…怯えてる？オレに教えて？
A？…ちゃんと言って…なんでもいい…
今思ってるコト、、言って…じゃないと…
オレも、、結構…泣きそうなんだけど、、、
Aが苦しんでるのに…なんにも、、
なーんにも…
Aを助けてあげられない自分が、、悔しくて…」
また、、ポタポタと涙を零していくA
ポツリと話し出す
「…出し、た、の…
「ん？
「思い…思い出し、、ちゃった…の、、
ずっと…ずっと…忘れて、た…違う、、見ないふり
感じない…振りして…
「ん…
「…ずっと、、ぎゅうって、蓋をして…た、、
狭くて…暗いとこ、、ニガテ…キライ…
「ん、、ごめん、な…アレ…イヤだったな
なんで、、苦手になった？A…」
オレの心臓の音を聞いているかのようなA…
頭をゆっくりと撫でる…
「…押し込めた、、
「ん？
「…ママ、、パパ来ると…あたしを…、、
あの、、暗くて狭い…押入れに、閉じ込める…
『パパ帰るまで出てきちゃダメ！
声も出したらダメ』って…
暗い、、狭い…息苦しい、、の…
でも、泣いたら…叩かれる、、だからぎゅうって…
目をつぶって、耳も塞いで…
パパ…あたし、、キライ…だから、、ママが…
あたしを隠す、の…狭い、と苦しいの…」
ああ…
どうすればいい？
Aの頭を撫でていた手が途中から止まり
ぎゅうっと拳を作る
虐待もいいトコじゃねぇかっ
いくつん時だ？
確か島に行ったのが…3歳…
マジ、、かよ…
もしかしたら…ばーちゃんは知っていた？のか…
だからAを手元に置いて慈しんだのか？
母親から引き離したのも…ばーちゃん、か…
辻褄が合う
「…ママは、、あたしを捨てた…
パパに捨てられて、、生活できなくなって…
あたしさえ、、、いなければ、って…
あたしを…叩く、の…イタイの…でも…
ガマンしてたら…イタイの、どっか、いくの」
クソっ
殺してぇっっ
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ちい(プロフ) - お話移行します！またよろしくお願いします！ (2018年11月17日 1時) (
レス) id: 07fcf4fbe0 (このIDを非表示/違反報告)
ちい(プロフ) - みことさま！ありがとうございます！黒猫ちゃんは渡海先生いるから、きっと大丈夫！ (2018年11月15日 6時) (レス) id: 07fcf4fbe0 (このIDを非表示/違反報告)
みこと(プロフ) - 黒猫ちゃん、大丈夫だよ！渡海先生がそばにいるからね！がんばって！ (2018年11月15日 0時) (レス) id: d2c733839c (このIDを非表示/違反報告)
ちい(プロフ) - ゆりさま！ありがとうございます！渡海先生…頑張ります！ (2018年11月14日 21時) (レス) id: 07fcf4fbe0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆり - 渡海先生頑張れ！黒猫ちゃん救って！ (2018年11月14日 16時) (レス) id: badad58bc8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：千華 | 作成日時：2018年10月3日 21時
