一緒に…8 ページ8
Aの声が出なくなって
数日が過ぎた…
起き上がることもできるようになり
徐々にその時間が長くなっていった…
けれど、
征司郎が感じているAに対しての違和感は
やはり他の者も同じのようで…
いつもと同じようで違う…
見えない薄い膜が
Aの周りに張り巡らされているようであった
そうして、徐々にわかって来たことは…
「あら…ちゃんと食べたのね、よかったわ、
えらいえらい…」
コクっと頷くA
けれど…
無理矢理詰め込んでいるような食べ方で…
「Aちゃん…無理に食べてもダメよ、、
余計体に負担がかかってしまうわ」
《大丈夫、食べて体力つけないと》
春江も思う…
何かがおかしい、と…
最近Aは『大丈夫』と『ありがとう』
しか使わないような気がする…
何よりあの笑顔が、、ないのだ…
「体の具合はどうだ？」
「あら…佐伯先生、どうなさいました？」
突然、佐伯が病室にやって来た
「いや、なに、次のオペまでに時間が空いてね…
最近顔を見てないからな、見に来たのだが、、
ん？なんだ？」
Aがトントンとテーブルを叩く
《いつぐらいに退院出来そう？》
…なるほど、な
皆が言っていたことが分かる気がする…
「…やっと起き上がることができるようになって
次は退院、、何をそんなに焦っている？
焦れば焦るほど体に負担が掛かり、治るものも
治らんぞ」
けれど、、、
《いつ？いつぐらい？》
何も聞かない…
何を言っても届かない…
これは、、、
「重症、、、だな…
退院を決めるのは渡海先生だ…
キミの主治医は渡海先生のはずだが」
それでも、あの紙を見せてくる
『いつ？』
と…
「…私は主治医ではないよ、A
ただオペを統括していただけだ…
退院やら体のことなどはキミの主治医に聞くといい
…焦るな、、、と言っても…今のキミでは、、
聞かんだろうな、、また、見に来る…」
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笑 - いつも楽しませて頂いています。続 ブラックペアン�犬�アプリから閲覧出来なくなっています。 (2018年9月24日 0時) (
レス) id: 3ba73235ba (このIDを非表示/違反報告)
ちい(プロフ) - 黒猫ちゃん、お仕事モードになると痛みもしんどさも感じなくなっちゃう…それがわかっているから渡海先生は怒ります…今回は自分が先生にもおかーさんにも心配かけてただひたすら反省…なのです… (2018年9月12日 23時) (レス) id: 07fcf4fbe0 (このIDを非表示/違反報告)
しろ(プロフ) - 渡海先生は主人公ちゃんのことが大好きで仕方ないから心配なんですもんね、、渡海先生との赤ちゃん、わたしも見てみたいです！ (2018年9月12日 23時) (レス) id: 1fd63b4fae (このIDを非表示/違反報告)
カズコ - 動いたらオシオキって、、、/////////キャーッ！///(妄想) (2018年9月12日 20時) (レス) id: b58a3fda24 (このIDを非表示/違反報告)
ちい(プロフ) - 好き嫌いが激しいので渡海先生も手を焼いてます…でも結構あーんが気に入ってる模様(￣ー￣) (2018年9月11日 23時) (レス) id: 07fcf4fbe0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：千華 | 作成日時：2018年9月1日 0時
