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「すみません。でも今のは、渡り手をしたので、私の取りです。あなたの手は私の手にも触れていなかったんですが、どうでしょうか？」
女「っ、」
かるた部「「「(神崎／A／ちゃんがもめてる？！でも凄い笑顔だ。なんだろう、この黒い笑みは。クイーンの笑みの様だ。)」」」
そういえば机くんのノートによるとこの大岡という選手は自分のクールダウンの為に、
無理めなときもあえてモメることがあるって書いてあったな。
「何か仰りたいことがあればお伺いしますが、どうですか？他の選手にも迷惑がかかるので手短にお願いします」
大岡「っ、ない、です」
「そうですか。では、これは私の取りということで、送らせていただきます」
でも本当に、机くんは凄いな。
当たってるんだもん。
負けたチームにこれだけの情報を聞くのに、どれだけの労力が課せられたんだろうか。
机くんは矢面に立ってる。
自分が必ず瑞沢を日本一にしてみせるってあのノートが言ってる。
だから絶対に負けられない。
相手選手だってそれは同じかもしれない。
それでも、負けたくない、！！
読手「」
しゅっ
読手「」
しゅっ
一枚も取らせたくない。
読手「」
しゅっ
私の大事な歌たち。
読手「」
しゅっ
「ありがとうございました」
大岡「、ありがとう、ございました、」
「瑞沢一勝！」
結局パーフェクトで取った。
そのあとみんなにも波が来て、瑞沢は勝った。
肉まんくんが慌てて廊下に出る。
西田「勝ったぞ！瑞沢、勝ったぞ！！」
私たちも慌てて、その背中を追いかける。
途中、私は大岡さんに引き止められた。
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作者名：しのぶれど | 作成日時：2016年10月16日 22時
