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読手「はげしかれーーーー」
たのしい、！！
読手「」
しゅっ
たのしい、！！！！
かるたが好きな人とかるたを取るのは、すごく楽しい。
読手「s」
しゅっ
女「は！やったー！取れた！取れた！私が一番大好きな歌！」
その言葉を聞いて私は思わず笑みがこぼれる。
好きなことをするってこんなにも人を輝かせるんだなぁ。
読手「」
しゅっ
「ありがとうございました」
女「…ありがとうございました」
「瑞沢一勝！」
あっという間に終わってしまった。
結局24枚差だった。
でも取れなかった一枚は、詩暢ちゃんに並ぶぐらいに早くて、本当に取れなかった。
男5「やべぇ、一枚しかとらせなかった…」
女2「私、当たりたくない…」
男6「でも、かわいい、」
男7「一回ぐらい当たりてぇな、」
千早「よし、Aに続くよ！一枚、一枚ずついくよ！瑞沢！」
かるた部「「「おう！！」」」
千早の掛け声でみんなの雰囲気が一気に変わる。
そのあと、みんなは一斉にかるたを取り始めた。
そう。
私がみんなとしてきた普通はこれなの。
毎日毎日、みんなで積み上げたのはこうなのーーーーー…
プロデューサー「えー、では残念ながら、千葉情報国際かるた部の挑戦は一回戦で幕を下ろしたわけだけど…感想を」
そう。あのあとそのまま瑞沢がかるたを取り続けて、勝利を収めた。
業界の人がなにやらインタビューをしていた。私たちはそれを気にもとめず、今、千早の提案でロビーにあるホワイトボードにメッセージを書いている。
女「なに？あなたたち、ちょっと！消さないでよ」
普通にバレてしまった。
筑波「すいません、すぐ戻しますから」
男「かるたは楽しいけど、競技かるたはかっこよかった。強いチームに本物の競技かるたを見せてもらった。学校にかるた好きを増やして、強くなって、また来年来れるように頑張ります」
また来年、一緒にかるたがしたいなぁ。
私たちはそれぞれの思いを抱いて、次の試合の準備を始めた。
新、何してるかなぁ、
ふとそんなことが頭によぎった。
見にきて欲しかったな…。
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作者名：しのぶれど | 作成日時：2016年10月16日 22時
