みかさのやまにいでしつきかも ページ25
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全部勝って、みんなで日本一になる。
表彰式が終わり会場に行く。
かなちゃんによって、千早の顔は冷えピタだらけになっていた。
千早「なんで、私、こんなんなってんの？」
奏「なんでって去年のこと忘れたんですか？去年のいきなりの体調不良。あれは明らかに暑さと緊張からくる知恵熱です！今年はせめて暑さ対策だけはしっかりと！」
千早「大丈夫だよ(笑)今年は袴でもないし、近江神宮も二回目だし」
そう言い、千早は冷えピタを外していった。
また来れたんだ。
全国高等学校かるた選手権、全国大会。
男1「おいおい、あれって、」
男2「うわー、本物だ！！」
女1「え？！本当だ！超かわいいんだけど」
女2「神崎Aちゃんじゃない？！」
女3「本当だ！！！」
男3「やっべ、神崎Aちゃん、今年も見れちゃったよ。やっぱ超かわいい」
ん？なぜか、視線が集まってる気がする…。
袴着てないし、まだ制服なんだけどな…。
すると、一瞬にして囲まれた。
男4「神崎さん！！握手してください！！」
女3「私も！！！」
男1「うわ、ずりぃ！！俺も」
「あ、はい、」
男2「写メいいですか？」
「いいですよ」
カシャ
男2「うわー、もう待ち受けにしちゃお！」
男3「俺も！！」
カシャ
そして何台もの携帯で写真を撮られた。
私、そんなに凄い人じゃないんだけどな…。
でも、ありがたいな、こうやって話しかけてもらえるのは。
太一「はいはい、そこまで！！着替えに行くぞ」
「みんな、ごめんね、本当にありがとう！」
全員「「「「応援してます！！！」」」」
いや、応援してますって、みんな、選手なんじゃ…？
みんなの元へ行くと、肉まんくんが
西田「着替えようぜ！姉ちゃんが作ってくれた新しいＴシャツに！！」
かるた部「「おおおー！！！」」
菫「すっごい！！」
駒野「勢いある！！」
千早「かっこいい！！」
奏「綺麗な水色！！」
駒野「！あれ、この丸って…、うっすらと、準優…」
かるた部「「「準優勝？！！」」」
西田「え？！ごめん、みんな…。いつものＴシャツで出よう…」
そして私たちは控え室に行き、いつもの瑞沢Ｔシャツに着替えた。
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作者名：しのぶれど | 作成日時：2016年10月16日 22時
