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着替え終わり、みんなで仲良く帰っていた。
千早「でも、A、須藤さんになんであんなに強く出れるの？」
「え？なにが？普通のことしか話してないじゃん」
千早「ええ？！私、ちょっと、苦手なんだよね」
奏「私もです。あのSっ気が…」
S？
あ、
須藤っ気ってこと？
男「あ、あの！神崎さん！！」
女「握手してもらってもいいですか？！」
「え？あ、いいですよ」
男「あ、ずりぃ！俺も」
男「俺も！」
女「私は写メ撮りたい！」
カシャ
あっという間に囲まれてしまった。
嬉しいことなんだけどね(笑)
奏「(宮内先生に頼まれたからがんばらないと)今日はここまで！Aちゃん帰りますよ！」
「あ、うん。みんな、また今度会いましょう！」
ファン「「「えー！！！」」」
私はかなちゃんに手を取られながらみんなと合流をした。
太一「で、でも、さすがに5試合となるとグッタリだなぁ。あれ？筑波は？」
駒野「なんか、弟くんたちと行くところがあるって」
奏「本当仲良しですね」
千早「みんな！明日から全国大会に向けて練習だからね！」
太一「千早！１日ぐらい休ませろ」
千早「えー！」
太一「あれ？花野さん、同じ方向じゃないの？」
菫「あ、すみません。私、ちょっと、」
菫ちゃんも用事があるのか、その場で別れた。
私と千早と太一は電車に乗った。
かなちゃんと肉まんくんと机くんは逆の線だった。
千早「じゃあね！明日から全国大会に向けて練習だからね！」
千早はドアのガラスに張り付いてそう言った。
「千早…(笑)」
その時私の携帯がバイブモードで鳴った。
見てみると、メールだった。
「新からだ」
千早「なんて？なんて？」
「えっとね…高校選手権決勝楽しかった？って」
楽しかった。
でも、悔しかった。
これは千早もそうなんだろうな…。
千早「…っ、」
やっぱり…。
千早は泣き出してしまった。
明日から全国大会に向けて練習がんばろう。
今まで以上に体力をつけよう。
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しるもしらぬも あふさかのせき→←たつたのかはの にしきなりけり
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作者名：しのぶれど | 作成日時：2016年10月16日 22時
