俺のモノ

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明け方、目が覚めた





喉がカラカラ


２日連続はいつもより体が重くて腰も痛い

水を取りに行くのすらだるく感じる



隣で寝てる彫刻を睨みつけてるとパチっと目が開く





「な〜に見てんの」


『……起きてたんだ』


亜嵐「ははっ…、声カスカス(笑)」





誰のせいよ…。と思いながらふたたび睨みつけるとほっぺにキスをされた





亜嵐「水取ってくる」


『……リップクリーム塗った方がいいよ』


亜嵐「そんな乾燥してた？」


『うん』




まじか〜(笑)と笑いながら上裸でキッチンの方へ歩いていった







亜嵐「ほい、水」


『ありがと』


亜嵐「俺にも１口ちょーだい」


『…ん、』


亜嵐「そこはさぁ、」




自分の唇をトントンと指差す亜嵐




『いや、無理だわ』


亜嵐「無理なら強制」




私の手からペットボトルを奪って自分の口に水を含む




『…えっ…、ん、ぅ…』




亜嵐の口から一気に水が流れ込んできて咳込んでしまう




亜嵐「大丈夫？(笑)」


『…げほっ……ちょっと！』


亜嵐「ごめん(笑)」


『昨日も、死 ぬかと思った』


亜嵐「泣いてたもんね」


『もう え っち 禁止』


亜嵐「それは無理」


『もうすぐ生理だし丁度いいじゃん』


亜嵐「…じゃあ今のうちにたくさん」


『無理無理無理』





あっという間に押し倒された


しかもお互いほぼ何も纏ってないから結構やばい状況





『本当に無理だから』


亜嵐「ちょっと元気になってきた」


『自分でなんとかすれば』


亜嵐「え…、あ、ちょ！」






亜嵐を押し退けてお風呂場に逃げた



このままシャワー浴びちゃお








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─────





脱衣所で服を持ってくるのを忘れて焦っているとカゴに入ってるＴシャツが目にとまる



亜嵐のだよね…？


着ていいってこと？









『上がったよ』


亜嵐「………ん、」




なんか素っ気ない




『……あらん？』


亜嵐「…なに」


『Ｔシャツ借りた、ありがと』


亜嵐「…うん」




機嫌でも悪いのかなぁ？




『……なんか食べる？』


亜嵐「……うん」


『スーパー行ってくる』





そう言うと無言で立ち上がって私の後ろをついてきた



家を出てからも手は繋いでるけどずーっと不貞腐れた表情で、さすがに気になる





『なにムスッとしてんの？』


亜嵐「……別に」


『なんかあった？』


亜嵐「…………お前、俺から離れんなよ」





亜嵐がそんなこと言うなんて珍しい…





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