俺のモノ

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亜嵐side







戸惑うAの手を引いてゲームコーナーを通り抜けプリクラのコーナーにやって来た







亜嵐「これ撮るぞ」



『急にどうしたの？(笑)』



亜嵐「……学生っぽい、だろ…？」






なんだか不安になってAの顔を見ると、

キョトンとした顔からぱあっと笑顔になった






『……うんっ！ありがとう！！』



亜嵐「……ほら、どれにする？」



『違いあんまりわかんないから空いてるのでいいよ』



亜嵐「随分適当な女子だな、お前」



『うっさいな』



亜嵐「これあんま並んでないぞ」



『じゃあこれにする』









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少しして機械の中に入って荷物を置いてると、

お腹に後ろから手が回って背中にAのおでこがコツンと当たる







亜嵐「…なんだよ(笑)」



『……あらん、ありがと』



亜嵐「……素直だな」



『ありがと…、嬉しい』



亜嵐「……お？お？泣くか？」



『泣くわけないじゃん(笑)』






くるっと振り返ってAを抱きしめ返す






亜嵐「Aはまだ甘えていいの」



『……ん、』



亜嵐「はいっ、撮るよ」



『え、待って！前髪！』



亜嵐「早くしてくださーーい、お金入れまーす」



『待ってって言ってんじゃん！』





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