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『お姉ちゃんの職場、ここなの…?』
幼馴染がサッカーの強化合宿に行って、早数週間。
やっと慣れたと思えば、東京在住の実姉である帝襟アンリからそこに呼び出され、住み込みで働いてほしいとのこと。
その旨の電話がきたときは実に驚いた。
「お願いA!本当に人手が足りないの!
それと、その…Aが勉強してるスポーツ医学の知識も借りたいんだけど…」
『あのねお姉ちゃん。私高校生だよ?しかもスポーツ医学って…素人が下手に選手に口出しできないよ』
「…わかってる、けど!ワールドカップ優勝っていう私の夢が諦められないの!!
人助けだと思って、協力してくれない?」
『はぁ……。飛行機代、経費落ちる?』
「え?」
『だから、!飛行機!行くよ東京!
そこまで言われると思ってなかったよ』
「…本当!?ありがとう…!」
そうしてお姉ちゃんの熱意に押され、降り立ったのが『青い監獄』もといブルーロック。
役に立てるとは思わないけど、心配事もあるしな…何より私の夢の為になるはず。頑張ろう!
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そう軽い気持ちで意気込んでいた自分を殴りたい。
「豹馬…!?」
「A…お前、何しに来た。」
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作者名:Chloe | 作成日時:2023年3月19日 16時