ちっちゃなしげちゃんのおはなし

ボール ページ10

桐山side







大毅「ねぇね、だいきボールであそびたい」







桐山「ボール？持ってたっけ？」







大毅「んーと、りゅうが買った！」







桐山「そうなんか！じゃボールで遊ぼ」







大毅「うん！」







大毅は帽子や上着を自分で持ってきて、俺のとこにきた。







桐山「今日はこれ着るん？」







大毅「うん！」







桐山「ふふ、ええやん！かっこいい」






黒と黄色の上着と、帽子を着せて準備完了。







大毅「あきと！いこ！」








桐山「よし、行こか〜」








手を繋いで近くの公園まで行く。







桐山「この辺なら空いとるなぁ。だいき〜ボール蹴ってごらん？」








大毅は両手で持ってたボールを地面に置いて、ちょんっと蹴る。







ボールが数メートル転がり大喜び。







桐山「できたやん！」







自分で自分に拍手笑







これがまた可愛いんですわ。






桐山「ほら、だいき？いくで〜」







そういいながら大毅のほうにボールを蹴り返す。






ボールを両手で止めると、今度は助走をつけてキック。






桐山「上手やな！」






前から気づいててんけど、大毅ってめっちゃ運動神経ええんよね。






しばらく遊んだ後、







桐山「そろそろ暗くなってきたからお家帰んで〜」






大毅「んーや！まだあそぶ！」






そんなにボールが楽しかったんやね笑






桐山「でもご飯の時間やで？先食べられてまうよ？帰らんと」







大毅「いやいやなの！」






これはあかんなぁ。






桐山「だいき？同じこと何回注意したら俺怒るよって言ってるっけ？」






大毅「さんかい、」






桐山「うん、そうやね？なら次3回目やで。お家帰るよ？」







大毅「ん、だいきも帰る」






桐山「よし、えらい」







言うこと聞かんくなったら、いつもの約束を思い出してもらう。






4回以上同じこと注意したら怒るっていうルール。





何回か怒ったことあって、かなり泣かせたことがある。笑






怖いって分かってるからちょっと可哀想やけど、このルールでなんとか言うことを聞いてくれるようになった。







桐山「だいき、てて繋ご？」






大毅「はぁい」






来た道と違う道を通って帰宅。






ボールを俺が倉庫に片付けてると、






大毅「またあそぼう？」







桐山「ふふ、ええよ」







ボールが気に入ったのか、他のメンバーにもボールのお話をしていました笑

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