さみしい ページ29
小瀧side
「そろそろ寝よか」
そう言ってから30分。
大毅を寝かしつけようとしてるんやけど、寝返りうってみたり、立ち上がってベットの上をうろうろしたり、なかなか寝てくれへん。
小瀧「だいき？ねんねやで？」
大毅「ややもん、」
寝ようと言っても、いややって断られてまうし。
どうしたらええんや？
あ、そうや。
こういうときはぎゅーやな。
小瀧「だいき、お膝おいで。のんちゃんとぎゅーしよ？」
大毅「ん、」
ベットに座って大毅を抱きしめた。
すると、
大毅「んん、泣」
顔をぎゅーっと俺の胸に押し付けて静かに泣き出す大毅。
俺に気づかれたくないんか、いつも泣く時は声出して大泣きするくせに、今日は我慢しとる。
とんとんっと背中をゆっくり叩きながら、ゆりかごみたいにゆらゆら揺れてると、だんだんと落ち着いてきた大毅。
小瀧「どうした？いやなことあった？」
なるべく優しく聞いてみるけど、首をぶんぶんふって、教えてくれない。
小瀧「のんちゃん怒らんから、教えてほしいな？」
大毅「…さみしかった」
少し黙ったあと、小さな声で教えてくれた大毅。
そういえば、仕事が忙しいとかそういう理由であんまり大毅のこと構ってやれんかってんな。
小瀧「ごめんな？だいき。いっぱい我慢させちゃってたね」
大毅「んー、みんなおしごと、いっぱいがんばってた」
どうやら、かなり大毅に気を使わせてしまったみたいで、反省と後悔。
小瀧「仕事も大事やけど、大毅のことはもっと大事やねんで？寂しくなったら、いっぱい寂しいって言ってええよ？」
大毅「うん、だいき、今日のんとぎゅーしてねる。」
小瀧「ふふ、そうしような」
俺は大毅をぎゅーっと抱きしめたまま横になった。
大毅のちっちゃい手は俺の服をぎゅっと握りしめて、その手が離されたのは、ほんの2、3分後のこと。
俺は天使の寝顔を見ながらそのまま一緒にねた。
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ひよた - なーさん» コメントありがとうございます！そう言って頂けて本当に嬉しいです。これからもよろしくお願いします。 (2019年6月10日 15時) (
レス) id: 4195a937c5 (このIDを非表示/違反報告)
なー(プロフ) - これからも楽しみにしてます！更新大変だとは思いますが頑張ってください！ (2019年6月9日 11時) (レス) id: 21607eee37 (このIDを非表示/違反報告)
ひよた - あや(б∀б)さん» コメントありがとうございます！サイコーだなんて、本当に嬉しい限りです。これからも続けて参りますのでよろしくお願いします。 (2019年6月9日 9時) (レス) id: 4195a937c5 (このIDを非表示/違反報告)
ひよた - Ryu☆彡.。さん» コメントありがとうございます！そう言って頂けて本当に嬉しすぎます。これからもこの小説を続けてさせて頂きます。 (2019年6月9日 9時) (レス) id: 4195a937c5 (このIDを非表示/違反報告)
ひよた - あやかさん» コメントありがとうございます！本当にマイペース更新申し訳ないのですが、必ず更新はしていきますので、これからも応援よろしくお願いします。 (2019年6月9日 9時) (レス) id: 4195a937c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひよた | 作成日時：2019年3月26日 20時
