#12 ページ13
「…」
何故か黙る圭介。
何、この沈黙。
そんなヒドいの？
「マイキーは？」
…いや、わたしの質問の答えは？
『裏の方にいたよ。え、待って、わたしそんなヒドいの？』
「いや、…」
それだけ言った圭介はまた黙った。
そして言った。
「お前なら大丈夫だと思うけどな。」
『？』
とりあえず大丈夫って事か？
だったら良いんだけど！
噛み合っているようないないような会話が終わり
圭介と千冬は帰っていった。
千冬が最後に「また連絡する。」って言ってあの笑顔を見せてくれたのでまた元気がでる。
わたしは結構単純らしい。
帰っていく圭介の背中を見ながら思った事。
圭介はマイキーの事をどう思っているんだろう。
わたしと同じくらいマイキーと一緒にいる圭介。
わたしの知らないマイキーも知ってるんだろうな。
…今度聞いてみよう。
そう思いながらふたりを見送った。
「A。」
振り返れば三ツ谷がいた。
「俺も帰るけど、乗ってくか？」
『…ううん、マイキー待ってるよ。』
「ん、分かった。」
『ありがとね。』
「いや、一緒に待ってやりたいトコなんだけど、今日は帰んなきゃなんだ。悪ぃな。」
何故三ツ谷が謝るのか分からない。
最後に
「浴衣ちゃんと持って来いよ」
って言って三ツ谷も帰って行った。
また差し入れ持って行こう、とその背中を見送った。
三ツ谷の姿も見えなくなり、あたりを見渡せばここにはわたしひとりだけで。
『…』
マイキーはまだ戻ってくる気配はない。
ドラケンの様子でも見に行こうかと思ったが、
入れ違いになっても嫌なのでマイキーのバブで待ってる事にした。
バブへ戻れば目に入るのは、千冬がくれたお面。
わたしはそれを手に取ってバブの前に座り込む。
本当に濃くて長い一日だった。
わたしは今日を思い返していた。
千冬の浴衣姿は格好良かったなぁ、
お面をくれた時は本当に嬉しかった。
ドラケンを探して走り回って
愛美愛主と大乱闘になって
ドラケンが刺された時はホントに血の気が引いた。
後でエマとヒナちゃんにも連絡しないとな。
あの2人がいなかったらドラケンは助かってなかったかもしれない。
たけみっちにもちゃんとお礼を言わないと。
たけみっちのお友達はなんでいたんだろう。
助けてくれたのかな、
今度ちゃんと名前聞こう。
ドラケンが無事で本当に良かった。
本当に…本当に………
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Tmwixx(プロフ) - 奏さん» 更に返信頂いてありがとうございます!!!!励みになります!!頑張ります(๑و•̀ω•́)و (2022年10月30日 14時) (
レス) id: b0a6614095 (このIDを非表示/違反報告)
奏 - Tmwixxさん» 姫なら……破け、る…www読むにきまってます！更新待ってますから！頑張ってください！ (2022年10月30日 12時) (レス) @page20 id: 59220ffc51 (このIDを非表示/違反報告)
Tmwixx(プロフ) - 奏さん» 奏さん!!コメントありがとうございます!!嬉しいです!!浴衣……破れ…るんでしょう！姫なら!!笑引き続き楽しんで頂けたら幸いです!!これからもよろしくお願いします┏○ﾍﾟｺ (2022年10月24日 21時) (レス) id: b0a6614095 (このIDを非表示/違反報告)
奏 - めちゃくちゃ良かったです！浴衣って破れるもんなの…？頑張ってください！更新待ってます！ (2022年10月24日 9時) (レス) @page10 id: 59220ffc51 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Tmwixx | 作成日時：2022年10月21日 22時
