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#2 ページ38

「千冬!」


『…?』


と、ここにいるはずのない人の声がする。

振り返ればそこにいたのは圭介だった。


「え、場地さん!?」


『け、圭介なんでここに…って、それより圭介!ドラケンが!』


「あぁ、知ってるよ。三ツ谷から連絡来た。って、お前らはしゃぎすぎだろ、なんだそのお面。」


わたし達の頭に乗っているお面を見ながら圭介が言う。


『お祭りといったらお面でしょ!?』


「あ?祭りといったら焼きそばだろ。」


『いや、焼きそばも食べたけど、って!今はそんな事いいの!
ドラケン捜すの圭介も手伝って!』


「あぁ、千冬、ほら着替えろ。」


と、圭介は千冬に特服を差し出した。


「はい!」


千冬はそれを受け取り速攻で着替えはじめる。

千冬の浴衣姿、写真撮りたかった…
なんて思いながらわたしは圭介に言う。


『圭介!わたしのは!?』


「知らねぇよ!持ってる訳ねぇだろ!」


この役立たず!と、心の中で言ったのに、

「あ!?」

と、返してくる圭介。


心の声読まれた…!


『あぁ!だからこんな事してる暇…』


と、ふと気づく。

ドラケンはエマと一緒にいるんじゃ…?
なんで今まで気づかなかったんだ。

わたしは急いでエマに電話をかけた。


「A!」


電話に出たエマはすぐにわたしの名前を呼ぶ。


『エマ、今どこ?ドラケン一緒?』


「A!ドラケンが…バットで殴られて、今、凄い数の人達と…、!」


エマが話してる後ろでワーワー言ってるのが聞こえてくる。


『そこどこだか分かる?』


「いつもと違う駐車場…」


『分かった。すぐ行く。』


ドラケンが襲われている。

エマが泣いている。

わたしはいてもたってもいられず走り出す。


「おい!A!」


『ごめん、先行く!裏の駐車場!』


わたしはそれだけ伝えて夢中で走った。




エマが言っていた駐車場へ来てみれば大勢の愛美愛主と、
ぺーやん。

そしてそれに対峙しているドラケンがいた。

その後ろの方でエマが泣きそうになりながらそれを見守っている。


『…』


わたしはそこへ走る。
と、ちょうど向こうから三ツ谷とたけみっちが来るのが見えた。

たけみっちが叫ぶ。


「ドラケン君!」

#3→←ドラケンを捜せ #1



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設定タグ:東京リベンジャーズ , 松野千冬 , 原作沿い   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:Tmwixx | 作成日時:2022年10月10日 9時

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