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 どんな夢だよと呟けば、彼女は楽しそうに目尻を下げた。
まだ脳が起きていないようだ。
僕はなんとなく、さっきまで考えていた話題を振ってみる事にする。


「そういえば、昔僕がAちゃんを泣かせたことあったでしょ。王子様の話ししてさ」

「ああ! うん、懐かしいねえ。王子様像クラッシュ事件ね」

「あはは! そんな呼び方してるの?」


 だって衝撃的すぎて、全部覚えてるもん! なんて頬を膨らませるAちゃん。
表情は幼くても、顔つきはあの頃よりも成長している。当たり前だ。


「あの時、僕どうやって許してもらったんだっけ」

「覚えてないの?」

「うーん、思い出せないんだよね」


 リュックを背負って、すっかり帰る用意を終えたAちゃんはしたり顔で言った。


「……僕がAちゃんの王子様になるからって言ったんだよ、拳くん」


 暫く、停止する。Aちゃんの、先に帰るよー? という言葉が意味を成さないまま通り過ぎて行った。


「えっ、どういうこと!?」

「ふふ、そういうことでしょ!」


 彼女の言葉を追いかけて、バタバタと外に出る。
時間は僕が考えていたよりも悪ではないみたいだ。
時間を魅力として味方につけたAちゃんが、少し先の道でこちらを振り向き笑っていた。

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恋みたいで落ち着かない / kwkm→←not so bad / fkrP



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れのん - 短編集完結、お疲れ様です〜!!kwmrさんのお話もありがとうございました、とっても素敵でした…!!kwmrさんらしい優しさにドキドキしました…!!!長編も楽しみに待ってます!ありがとうございました!! (2018年10月16日 23時) (レス) id: 90e7c9629e (このIDを非表示/違反報告)
三星(プロフ) - れのんさん» こんばんは。コメントありがとうございます! 続きが遅れまして申し訳ないです。とても楽しいリクエスト、嬉しかったです。最後までお付き合い頂きありがとうございました! (2018年10月16日 22時) (レス) id: 49fd1affdc (このIDを非表示/違反報告)
れのん - 更新ありがとうございます〜〜!!現段階でもすごくドキドキします……!!続き待ってます!! (2018年10月12日 23時) (レス) id: 90e7c9629e (このIDを非表示/違反報告)
れのん - 三星さん» ありがとうございます!!いつまでも待つのでゆっくり更新なさってください。 (2018年10月10日 21時) (レス) id: 90e7c9629e (このIDを非表示/違反報告)
三星(プロフ) - れのんさん» れのんさんこんばんは。コメントありがとうございます〜〜。嬉しいお言葉、幸せです。kwmrさんのリクエストもありがとうございます。次回更新時に書きますのでお待ちいただけると嬉しいです。今後ともよろしくお願いします〜〜 (2018年10月10日 17時) (レス) id: 49fd1affdc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:三津 | 作成日時:2018年9月14日 17時

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