オタク隠すのやめたら、推しからモテてしまいました。 (ページ3)

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緊張しすぎて、なんなら緊張しなくなったころ、佐久間君が会社についた。

猛スピードで彼の待つ会議室へ向かうと、いつもステージの上にいた人が、

こちらを見てニコニコしている。ああ、可愛い、

「初めまして、担当の坂本Aと申します、本日はよろしくお願いします」

「あ、佐久間大介です、連載がんばりますっ」

「はうっ、かわい、」

「ん？」

「あ、いえっ！今回の撮影のテーマはですね、、、」

仕事が好きだから、仕事上では何とか本人の前でしゃべることができたけど

撮影となると、ファンには刺激が強く、倒れそうだった。

でも、彼のアイドルとしてのプロ意識が現れる撮影で、とても感動した。

撮影が終わり、

「佐久間さん！ほんとに、めっちゃよかったです！！また来月号もよろしくお願いします！」

「坂本さんって、笑顔超かわいいですね！坂本さん少し緊張してるように見えたから、
　笑った顔が見れて、佐久間さん嬉しいです！」

「え、ばれてました？」

「うん(笑)」

夢のような仕事が終わり、少し早く帰れたから、アニメイト寄って、帰ろう！

オタク解禁してから、なんか充実してる気がする。

好きなアニメのコーナーを見つけ、眺めているだけで幸せな気分になる。

「あ、この缶バッチ、持ってないかも」

と、グッツに手を伸ばすと、同じく伸ばされた手があった。

「あ、すいません！、どーぞ！」

「あ、もしかして、坂本さん？」

そこには、黒い帽子を被った佐久間さんがいた。