西の天使ちゃん (ページ3)

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私がジャニーズ？① ページ3

～12年前～

「ほんとにあの子、かわいそうに、、、」

「まだ、中学校なったばっかりなんでしょ？」

「おかあさんのお見舞い、毎日来てたらしいよ」

中学校一年生になったばっかりの4月

私は大切な母を亡くした、

お父さんは、仕事が忙しくて

お母さんの最後に立ち会えなかった。

「おとん、大丈夫？」

お父さんは、まるで抜け殻のようだった。

？「桜木くん、久しぶりだね」

父「え、ジャニーさん！？」

お父さんは昔、ジャニーズJr.だったらしい。

ほかの仕事がしたくて、やめたとしか聞いていなかった。

ジャニ「君がAちゃん？」

「はじめして、桜木Aです」

ジャニーさんは驚いた顔をしてこう言った。

ジャニ「君、きっと大物になるよ」

「え？」

この時はなんのことかわからなかった。

ジャニーさんは私の携帯番号を聞いて去って行った。

「？」

お母さんの葬儀が終わると、お父さんは仕事を休みがちになった。

大丈夫？って聞いても、子供は気にしなくていいんだよの一点張り。

私も働かなきゃいけなくなったら、どうしよう

うちもそこまで裕福じゃないし。

ずっと通っていたダンススクールも辞めて

掃除、洗濯、料理、私がするようになって

私がお父さんを支えないと

ちょうどその時だった。

ジャニーさんから電話が来たのは

ジャニ「you ジャニーズにならないかい？」

「ええええええええええええええ」