私と弾丸* (ページ6)

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#me. ページ6

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「で、2つ目は？」

そう聞けば少し考える素振りを見せる

『…お前を次のトップにする』

「は？」

意味がわからないし頭が追いつかない

『俺も歳だ、早いうちに若頭を決めてしまいたい』

『お前は頭がいいからこの時点で意味はわかったはずだ』

私がトップになり叔父は若頭を決めてしまいたいと言った

つまり、私の結婚相手を決めてしまいたいという事だろう

『そこで、お前に時間を与える。若頭に相当しいやつをこの組員の中から自由に選べ』

嫌です

なんて言えたらどれだけ良かっただろうか

東龍組のルール

其の二

組長、トップの言う事は絶対である

「絶対ですよね」

そう言えば困った様な申し訳なさそうな顔で笑う

「…はぁ、分かりました、少し時間をください」

『分かった、これも今日の晩飯の時に組員全体に話すつもりだ』

「それでは、仕事があるので失礼します」

私はその場から逃げるように叔父の部屋の襖を開けた

部屋を出る時に弱くか細く聞こえた声

A、すまん

これは聞かなかったことにしておこう

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