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#hokuto. ページ18
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樹
「なぁ浮所、ちょっと俺と話さね？」
そう言って浮所を連れて部屋を出て行った樹
おいおい、俺とお嬢はどうすんだよ
って思ったけど、俺も聞きたいことがあんだよね
北斗
「お嬢はさ、なんで浮所の気持ちに気づいてるのにあんな事言ったの？」
「…なんで分かった」
質問に質問で返すお嬢は流石だ
北斗
「俺、観察力はずば抜けてる自信があるんだよ
で、俺の質問にも答えてよ」
お嬢の目をしっかりと見れば、軽くため息をついた後口をひらき始めた
「飛貴は忠実過ぎるの。私はただ怪我していたところを助けただけなのに、次の日うちに新人が入ってきたと思えば飛貴だった」
「飛貴を見た時は驚いた、なんでこの子がここにいるのかって。私は反対したけど叔父は受け入れると言ってその日から飛貴はこの家の組員になった」
そこまで話したお嬢はまた一息ついた
「でもある日、私を狙っていた組がうちの組員に手を出した。その組員は私の近くに常に居た、飛貴だったの。」
目を閉じて呟いたお嬢は今にも泣きそうで、その日のことを思い出すことが苦しそうだった
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続く
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作者名：海 | 作成日時：2019年3月21日 23時
