検索窓
今日:4 hit、昨日:1 hit、合計:47,871 hit

さようなら ページ8

「!」

私は頚を狙ったが、狙いがそれて胴を斬ってしまった。

鮮血が飛び散り、汚れていく私の体。

嫌だなぁ

これじゃあ私が鬼じゃないか。

否、夜叉じゃないか。

つーっと、夜叉の目元から透明な滴がつたった。

鬼の頸が斬れない私が情けない。

「憐れだねぇ」

『うあ“っ』

首元にズシッとした重い痛みを感じた。

血が飛び散る。

別に、そんな事どうでもいい只彼奴を倒せ。

シィィィィィ

『静の呼吸・終・狂乱の舞っ!!!!』

頸がスパンと跳ねられた。

上弦の零はそれでも尚笑っていた。

「あーらら、死んじゃった。まあわざとなんだけどね、うふふ」

『!?わざと!?』

「そー簡単に殺される訳無いじゃない。馬鹿だねぇ」

「あ、言い忘れてた。さっき貴方の身体に入れたもの分かる?それはね、鬼舞辻の血だよ?静柱、フフ、分かるよね」

首も灰になって消えている上弦の零の声が耳元でずっと聞こえる。

身体の仲で熱い物が広がっていく感覚がある。

嗚呼、そうかこれから鬼になるんだ。

全身から力が抜けてく。

その時、走馬灯を見た。

一番最後に見たのは、しのぶちゃんでも無一郎でもなく有一郎と母さんと父さんだった。

私の家族は悲しそうにしながら怒っていた。

皆、ごめんなさい。

さよなら。

嘲笑う彼女→←記憶



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (106 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
350人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃 , 時透無一郎   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

夜空 星夜 - おもしろかった (2022年9月7日 23時) (レス) @page10 id: 50853c9852 (このIDを非表示/違反報告)
??? - ごめんなさいいいすぎでは?あと夢主の名前が違う所があるのでそこを直して欲しいです。(アンチではありません) (2021年11月25日 22時) (レス) @page10 id: 220694a240 (このIDを非表示/違反報告)
いちごぱふぇ - 続きが気になる...!!続編待ってます! (2020年7月19日 4時) (レス) id: e2dd6d7f46 (このIDを非表示/違反報告)
ベル - 続きが気になります!応援してます (2020年4月28日 22時) (レス) id: abb69812fc (このIDを非表示/違反報告)
ねこ - 続編作るのを楽しみにしてます!頑張って下さい! (2020年4月27日 23時) (レス) id: 183b8fca88 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:月影のアリス | 作成日時:2020年1月23日 10時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。