48話 ページ6
というか、待って、この状況。
暗い路地裏、ナンパ行為の上級版。
そして、涙斗の名。
過去のトラウマが、蘇る。
身体が震え始める。吐き気もする。
涙が出そうになる。
思うように身体は動いてくれない。
「あれ、今頃になって怖くなっちゃった？」
「大丈夫だって。俺らが気持ちよくしてあげるから」
身体が動かないから、抵抗も出来ない。
諦めかけた時、
「何やってんだてめぇら」
低い、愛ゴリさんの声。
その後ろに見える4人の姿。
私には、ヒーローに見えた。
・
猛ダッシュでその路地裏に行き、現状を確認する。
上半身の服が切り裂かれ、下着が見えている状況のAちゃんに、それを囲むように立つ3人の男たち。
これは、許されないっすわ。
「こいつ、コンビニの時の！！」
「ちっ、他人との接触は控えろって言われてんだ。ずらかるぞ！」
と、真正面から堂々と俺ら5人の壁を突破しようとする3人を捕まえる。
バカなのかこいつら。
「逃げられると思ってんですかねぇ」
「お前らは警察行き確定だから」
俺が1人、呆れた声で煽るはたさこが1人、地味にキレてるまろがリーダーをなんらかの形で捕まえる。
案外あっさりで逆にビビる。
「いっで！！！！」
リーダーを捕らえたまろが反撃を食らい、リーダーが逃げようとする。
「逃がさん！！」
ゴリぞえとりっぴぃがいち早く追ったが、速い上にすばしっこく捕まえられない。
その光景に辺りはざわつき始めた。
「誰かあいつ捕らえてください！！」
ゴリぞえが叫ぶ。
すると、カップルだろうか。
男女2人の間を突っ切ろうとしたリーダーは、男の方に足をかけられ転けた。
更にリーダーは腕まで拘束された。
え、あの男の人強すぎぃ。
ゴリぞえととりっぴぃとカップルが、リーダーの男を捕らえてこっちに戻ってきた。
「お疲れ」
「あ、ご協力ありがとうございます！」
「大丈夫です。お役に立てたならなりよりです」
この人めっちゃいい人じゃねぇか。
隣の彼女らしき人が小声で猫被りって言ってた気がするがいい人だ。
リーダーをまろに引き渡す。
その間にとりっぴぃとゴリぞえがAちゃんの元に駆け寄っていた。
「あの、あの人何か…？」
路地裏を指差す。
すると、彼女の方が何かに気がついた。
「ってか、あの人…！！」
路地裏を見て驚いた顔をするカップル。
そして息を合わせてこう言った。
「「A先輩っ！！」」
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ちー(プロフ) - まなさん» ありがとうございます！よんもじ三銃士いいですよね！受験シーズンなので更新遅いですが頑張ります！ (2018年1月26日 22時) (
レス) id: 808e1a3960 (このIDを非表示/違反報告)
まな - 今更ですが続編おめでとうございます！よんもじ三銃士が出てくるなんて…！嬉しいです！これからも更新頑張ってください！ (2018年1月25日 23時) (レス) id: 28d290e66d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちー | 作者ホームページ：
作成日時：2018年1月10日 23時
