55話 ページ13
大変長らくお待たせ致しました。
更新のほう再開させていただきます。
すみませんでした！
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父親の再婚相手、つまり新しく母親となった人は、いわゆる猫被りというやつで。
父親は普段と変わらず会社を営業し続けていたが、ヒット作が続々と出てたちまち会社は忙しくなってしまったため、家に帰ることが少なくなってしまった。
そんな父親が子供2人のことを心配し、当時社長秘書を務めていた母親を退職させ、専業主婦になるよう言った。
母親はそれを二つ返事で了承した。
家にはAと涙斗、母親、使用人2人。
屋敷のように広い家の中はお通夜状態。
それも当たり前で、まだ幼い子供2人、ましてやAは目の前で愛する人の死を目の当たりにした。
平気なはずがない。
そんな2人に、新しい母親は腹を立てた。
「あの人達の子供なんだからしっかりしなさい！」と怒鳴り散らしたらしい。
そこから中原家は一変した。
母親の裏の顔。
父親の前ではいつも通りに振る舞うように指示をし、厳しい教養を施した。
まず、両親のことはお母様、お父様と呼ぶように教育。無論、父親の前では普段通りのお父さん呼びをするように指示されているが。
次に外出禁止。
学校へ行く時以外の外出を一切禁止した。
もちろん、俺の家に来ることも無くなった。
そして、将来について。
涙斗は本人の望み通りに父親の跡継ぎが出来るように教育された。
が、Aは女優への道を歩むことが許されず、涙斗の秘書になれるように教育させられた。
Aはそれを全力で拒否したが、母親はそれを許さず、終いにはAを思いっきり殴った。
それから、何かできないことがあったり、ルールを破ったりしたら母親に殴られた。
父親がいる前で“お母さん”と呼べば、その場ではニコニコと笑って過ごすが、父親がいなくなったらまた暴力を振るうという理不尽な教育。
Aはもちろん、涙斗もそんな母親の教育が嫌になり、将来の自由を諦めていた。
それから、涙斗に異変が起き始めた。
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ちー(プロフ) - まなさん» ありがとうございます！よんもじ三銃士いいですよね！受験シーズンなので更新遅いですが頑張ります！ (2018年1月26日 22時) (
レス) id: 808e1a3960 (このIDを非表示/違反報告)
まな - 今更ですが続編おめでとうございます！よんもじ三銃士が出てくるなんて…！嬉しいです！これからも更新頑張ってください！ (2018年1月25日 23時) (レス) id: 28d290e66d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちー | 作者ホームページ：
作成日時：2018年1月10日 23時
