8話 ページ10
『ふぅ』
さすがに疲れた…
洗い物を終え、洗濯も済ませた午前9時。
そろそろ私も会社に行かなければならない。
私が勤めている会社の出勤時間は、10時までに来ればいいという制度。
もちろん定時までに自分の仕事を終わらせられることが出来るならの話だ。
仕事が終わらなければ残業があるので、大体の人は朝一で来るけど。
自分で言うのもなんだが、仕事は出来る方だと思う。
これでも高卒で雇ってもらってるし、経験も豊富だと自負している。
仕事が終われば定時にちゃんと帰らせてくれるし、休日出勤もほぼ無い。
正直ゆるゆるで規模も小さい会社だ。
給料は少し少なめだが、その分ブラックではないし、楽しい会社だと思う。
スーツに着替え、髪を後ろで縛る。
家中の戸締りを確認して家を出る。
さ、今日も仕事がんばろ。
・
シェアハウスから徒歩10分で着く駅に向かい、電車で一駅。
職場も駅のすぐ近くなので、20分あれば到着。
『おはようございます』
「お、Aちゃんおはよ。待ってたよ」
『おはようございます工藤さん。今日は仕事押し付けないでくださいね？』
「あちゃー。バレてた？」
私の2つ上の先輩である工藤さんは、いつも終わらない仕事を私に押し付けてくる。
いつもは定時前に私の仕事が終わるので手伝っていたが、さすがに今日は疲れている。
「あ、明日から新しい子たち来るの知ってる？」
『新入社員の事ですか？』
「そーそー。その中の1人、Aちゃんが教育係することになったから」
『あ、そうなんですか。分かりました』
教育係をするのはこれで2回目。
1回目はすごく緊張してたなー、なんて思い出す。
「A先輩、また教育係なんですか？」
『うん。愛梨ちゃんの後輩になるね』
「やった！私にもやっと後輩が…！」
ルンルン気分のこの子は坂部愛梨ちゃん。
私が1回目に教育係についた子だ。
「調子乗ってんなよ坂部ー」
「うるさいなぁ。長瀬はいっつも厳しいんだから」
「みんなこんなもんだろ。A先輩が優しすぎんの。先輩、坂部甘やかしちゃダメっすよ」
『ふふ、そうだね』
愛梨ちゃんと同期の長瀬くん。
別に私が教育係をした訳じゃないけど、愛梨ちゃんと一緒にいることが多かった長瀬くんとは自然に仲良くなった。
『さぁ、仕事終わらせよっか』
明日来る子はどんな子かな。
なんて考えながら仕事を終わらせた。
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ヨタ。(プロフ) - ちーさん» おおお！気になりますな…楽しみに待ってます！ (2018年1月9日 2時) (
レス) id: 8dd5c04a8d (このIDを非表示/違反報告)
ちー(プロフ) - 奏多さん» ありがとうございます！頑張ります！鼻血ちゃん拭いてくださいね！ (2018年1月8日 22時) (レス) id: 808e1a3960 (このIDを非表示/違反報告)
奏多(プロフ) - 神殿花鳥…おっと鼻血が…ありがとうございます！！！！小説の内容も好きです！最新頑張ってください！ (2018年1月8日 11時) (レス) id: 686db1e05b (このIDを非表示/違反報告)
ちー(プロフ) - ヨタ。さん» 何度もコメントありがとうございます！神殿花鳥という私得なメンツに私得な展開…実は今後の話のちょっとした伏線だったり…ふふふ… (2018年1月8日 1時) (レス) id: 808e1a3960 (このIDを非表示/違反報告)
ヨタ。(プロフ) - かっけぇぇえええ(((( 更新お疲れ様です…生きてて良かった(( (2018年1月8日 1時) (レス) id: 8dd5c04a8d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちー | 作者ホームページ：
作成日時：2017年11月29日 0時
