4話 ページ6
・
日付変わって、月曜の朝5時。
パパッとパジャマから私服に着替えて、リビングに降りる。
誰も起きてないこの時間の広いリビングは、静かすぎて少し怖くなる。
そんなことはともかく、まずは昨日自分で調達した大量の食材と元から冷蔵庫に入っている食材を確認、そして包丁やまな板などの道具を確認して、とりなんさん用の朝食を作る。
あ、和食派か洋食派か聞いとけばよかった。
とりなんさん用の朝食を作り終え、自分を含めた12人分の朝食を作り始めた頃、時計は5時57分を示していた。
そろそろ起こしに行かないと、と思ったが誰かが階段から降りくる気配。
ドアを開けてリビングに入ってきたのは、もちろんパジャマ姿のとりなんさんだった。
とりなんさんは私がいることに驚いたのか、目を見開いている。
『とりなんさん、おはようございます』
「…おはよう、早いんだな」
『早起きは三文の徳って言いますし。朝食出来てますので冷めないうちにどうぞ。』
「あー…」
朝ちゃんと食うの久しぶりだわ、と漏らすとりなんさん。
やっぱり兄さんの言ってた通り、ここの人の食生活は安定してないらしい。
『今日は皆さんの好みが分からないので洋食にしましたが、とりなんさんは洋食派ですか？和食派ですか？』
「…朝は和食派」
『ふふ、了解です』
「朝早くからご苦労さん」
と、照れたように言うとりなんさんを見て、心が温かくなった。
とりなんさんが着替えてくると言って自室に戻っていった。
時刻は6時40分。
全員分の朝食も出来たし、洗濯機の確認でもしてこようとリビングを出ようとしたが、階段から足音。
とりなんさんが降りてくるには早過ぎるので、きっと誰かが起きてきたのだろう。
リビングの扉が開き、入ってきたのは、
『おはようございます、タラチオさん』
「おはよう、Aちゃん」
タラチオさんでした。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 151人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「実況者」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ヨタ。(プロフ) - ちーさん» おおお！気になりますな…楽しみに待ってます！ (2018年1月9日 2時) (
レス) id: 8dd5c04a8d (このIDを非表示/違反報告)
ちー(プロフ) - 奏多さん» ありがとうございます！頑張ります！鼻血ちゃん拭いてくださいね！ (2018年1月8日 22時) (レス) id: 808e1a3960 (このIDを非表示/違反報告)
奏多(プロフ) - 神殿花鳥…おっと鼻血が…ありがとうございます！！！！小説の内容も好きです！最新頑張ってください！ (2018年1月8日 11時) (レス) id: 686db1e05b (このIDを非表示/違反報告)
ちー(プロフ) - ヨタ。さん» 何度もコメントありがとうございます！神殿花鳥という私得なメンツに私得な展開…実は今後の話のちょっとした伏線だったり…ふふふ… (2018年1月8日 1時) (レス) id: 808e1a3960 (このIDを非表示/違反報告)
ヨタ。(プロフ) - かっけぇぇえええ(((( 更新お疲れ様です…生きてて良かった(( (2018年1月8日 1時) (レス) id: 8dd5c04a8d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ちー | 作者ホームページ：
作成日時：2017年11月29日 0時
