41話 ページ44
「なんだあいつら」
「ざっこ」
竹城くんと愛ゴリさんの煽り声が聞こえる。
今更ながら安心して、腰が抜ける。
『はぁぁぁ……』
盛大に溜め息を吐きながら床に座り込むと同時に、身体が震える。
あれ、さっきまで大丈夫、だったのにな…
「Aちゃん大丈夫っ！？」
とりっぴぃさんが駆け寄ってきて、背中をさすってくれる。
なな湖さんが優しい声音で、私に聞いてきた。
「怖かった？」
『いや、そういうわけじゃ、ないんですけど…』
息使いも荒くなってきた。
「ゆっくりでええよ」というなな湖さんも、ずっと背中をさすってくれるとりっぴぃさんも、心配そうに私も見る竹城くんと愛ゴリさんも優しくて。
『あーゆーのには、ちょっと、トラウマがあって…』
ああ、思い出してしまった。
途端に吐き気がして、口元を抑える。
「顔色が悪いです。俺がおぶるんで乗ってください」
さすがに動けそうにないので、竹城くんの言葉に甘えさせてもらう。
『…ごめんね』
・
「…寝たな」
「疲れてるんやろ、寝かせとき」
「そりゃ、毎日13人分の家事してればなぁ」
コンビニからの帰り道。
男4人が並んで歩く。
ちなみにAちゃんは師匠の背中で寝ている。
師匠の隣を歩いている俺は、ちょうどAちゃんの寝顔が丸見え。
ほっぺたを突いて遊んでいたら師匠に睨まれた。ゴメンナサイ。
「Aちゃんって会社ではどんな感じなんすかー？」
「ただただ優しい先輩」
「それ褒めてんの？」
「最高の褒め言葉のつもり」
じゃあ普段の先輩はどんな感じ？
と聞いてくる師匠に、答えたくなかったけど多分殴られるから素直に答える。
「優しさの塊！って感じっすよ。あと家政婦の仕事サボったことないし」
「そーそー。朝は必ず俺らより先に起きてるんよね」
「飯もうまいし」
「それは思った」
あ、でも、
と俺が続ければ、全員がこっちを見る。
「俺らとちょっと距離置いてる気がするんだよねー」
「あ、とりっぴぃもそう思う？」
「なな湖さんも？」
「おん。なんか余所余所しい感じがな」
なな湖さんとは意見があったけど、師匠と愛ゴリはあんまり気にしてないらしい。
そんな話をしていたら、シェアハウスに到着。
「んじゃ俺荷物取って帰るわ」
だからよろしく頼む。
と俺にAちゃんを渡してくる師匠。
この美味しい役回りをくれる師匠に感謝してAちゃんを横抱きにし、部屋まで運んだ。
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ヨタ。(プロフ) - ちーさん» おおお！気になりますな…楽しみに待ってます！ (2018年1月9日 2時) (
レス) id: 8dd5c04a8d (このIDを非表示/違反報告)
ちー(プロフ) - 奏多さん» ありがとうございます！頑張ります！鼻血ちゃん拭いてくださいね！ (2018年1月8日 22時) (レス) id: 808e1a3960 (このIDを非表示/違反報告)
奏多(プロフ) - 神殿花鳥…おっと鼻血が…ありがとうございます！！！！小説の内容も好きです！最新頑張ってください！ (2018年1月8日 11時) (レス) id: 686db1e05b (このIDを非表示/違反報告)
ちー(プロフ) - ヨタ。さん» 何度もコメントありがとうございます！神殿花鳥という私得なメンツに私得な展開…実は今後の話のちょっとした伏線だったり…ふふふ… (2018年1月8日 1時) (レス) id: 808e1a3960 (このIDを非表示/違反報告)
ヨタ。(プロフ) - かっけぇぇえええ(((( 更新お疲れ様です…生きてて良かった(( (2018年1月8日 1時) (レス) id: 8dd5c04a8d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちー | 作者ホームページ：
作成日時：2017年11月29日 0時
