27話 ページ30
Aちゃんとタラチオととりっぴぃに食材を任せ、リビングのソファにどかっと座る。
「何か、疲れる…」
特に精神面。
思い出される、昨日の出来事。
顔に熱が集まるのが分かる。
チラッと横目でAちゃんを見れば、2人と楽しそうに笑っている。
「なんか、ムカつくな」
「何が？」
「ぅうわっ！？」
いつの間にか隣に座って朝食であろう目玉焼きを頬張ってる先端。
おいおいもうすぐ12時だぞ朝食じゃなくて昼飯の時間だ。
つか寝癖ヤベェ。
「何悩んでんの？ゾゾらしくもない」
「いやズズだわ！！悩み、っつぅか…」
貴方の妹さんの事で悩んでるんです！
なんて言えるはずもなく、つい黙り込んでしまう。
「昨日の事なら気にすんなよ。事故は事故じゃん。Aだってそれで割り切ってんだし。それとも何？キスできてラッキー嬉しいとか思ってんの？」
そう言う先端の目は笑ってない。
こえーよシスコン…
昨日のキスが嫌だったか、と聞かれれば「いいえ」と即答できる自信がある。
それは男だったら誰だってそうだろ、多分。
じゃあ良かったか、と聞かれた時、俺はどう答える？
率直に言おう。
めちゃめちゃラッキーだと思ったし嬉しかった。
おいそこ、キモイとか言うなよ！
誰だってあんな美人とまぐれでもキス出来たんだ。嬉しくないわけないんだよ！
黙る俺を見て、先端が一言
「…お前まさか、惚れたか？」
惚れた？俺が？Aちゃんに？
いやいやいやいや、まだ会って1週間。
お互いの事何も知らないし。
何より昨日の今日だぞ。
…いや、昨日の今日だからこそか！？
いやいや待て待て、確かに美人で可愛い子だなとは思ったけどさ！
俺これでも軽い女性恐怖症なんだぞ！？
…あれ？俺慣れるの早くね？
てかむしろ自分から頑張って慣れにいったよな？
確かに俺はフレンドリーって言われるけど、女に対しては素っ気ないとも言われてる俺だぞ？
そういえばさっき、タラチオたちと喋ってる時ムカついたな。
…あれ？
「んんん！！？」
アッ、これダメだわ俺。
「…何を考えたのか知らないけど、ほどほどにな」
何をだよって突っ込む気にもなれなかった。
いやまさか、俺が恋をするなんて、なぁ？
************
結局よく分かってないのがズズさんだと思います。
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ヨタ。(プロフ) - ちーさん» おおお！気になりますな…楽しみに待ってます！ (2018年1月9日 2時) (
レス) id: 8dd5c04a8d (このIDを非表示/違反報告)
ちー(プロフ) - 奏多さん» ありがとうございます！頑張ります！鼻血ちゃん拭いてくださいね！ (2018年1月8日 22時) (レス) id: 808e1a3960 (このIDを非表示/違反報告)
奏多(プロフ) - 神殿花鳥…おっと鼻血が…ありがとうございます！！！！小説の内容も好きです！最新頑張ってください！ (2018年1月8日 11時) (レス) id: 686db1e05b (このIDを非表示/違反報告)
ちー(プロフ) - ヨタ。さん» 何度もコメントありがとうございます！神殿花鳥という私得なメンツに私得な展開…実は今後の話のちょっとした伏線だったり…ふふふ… (2018年1月8日 1時) (レス) id: 808e1a3960 (このIDを非表示/違反報告)
ヨタ。(プロフ) - かっけぇぇえええ(((( 更新お疲れ様です…生きてて良かった(( (2018年1月8日 1時) (レス) id: 8dd5c04a8d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちー | 作者ホームページ：
作成日時：2017年11月29日 0時
