第四夜 ページ6
「……と、言っても今はシン様に捕らえられてるから、マギ殺しでは無いんだけど」
「どういう、意味だ…？」
再度質問をするアリババにAは呆れた様にため息をついた。自分で考えろと言わんばかりに向けられた視線が、ひどく冷たい。
「……その質問の答えは教えられない。と言うか教えない。客人の君らに話す通りもない。
そこのドレイには言ったことあるけど」
どれい、二度目のその言葉に胸が苦しくなるモルジアナ。感情が昂ぶっていない今だからこそ、彼には何も言えないのだ。
「モルさんは、もうドレイじゃないよ。僕達の大切な仲間だよ」
そんなモルジアナを見て、反論してくれたのがアラジンだった。子供のくせして何かが違う彼を見てAは興味なさそうな返事をした。
「へー…、まぁ ドレイの仲間かなんだか知らないけど、知りたかったらソレに聞けばいい。知ったところでキミらに俺は止められないけどね」
馬鹿にしたような笑い方をする彼に怒りを覚えるアリババ。精霊に近い存在と言えど自分と同じ程の年に見える彼に言われるのはなんだか嫌だった。
「何を根拠に、そんな事…」
「キミは反論、質問しか出来ないのか？まあ 良い、教えてあげる。
エルフ王、A・アルフレッドの力を、記憶に刻むと良い」
ーー
ここめっちゃ中二病臭くて読んでて泣きました。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 88人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
スノーマン - 面白いですね、もし続きがあれば楽しみにしています！ (2018年12月24日 11時) (
レス) id: acf7bd7114 (このIDを非表示/違反報告)
apipe - 続き楽しみにしてます！ (2018年11月23日 3時) (レス) id: 6a53dc23ed (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：れんと | 作成日時：2018年11月1日 12時
