美少女くんが40人 ページ45
「……先にいいよ、どうしたの」
しばらくの沈黙の末、そう言う。すると、少し間をおいて轟くんが口を開いた。
「……お前、名前は？」
そんな深刻的なものじゃなかった。小さく笑って一呼吸置き、いつも通り自身の名前を言った。
随分と名前の言う機会が増えたな。
「アガリマエジョウ、A」
「Aでいいよ」
「……、A」
カタコトすぎる。まあ普段苗字でしか呼ばないよね、わかる。嘘ついた、わからない。
「よろしくね、轟くん」
「ああ……で、お前の用件は？」
その言葉にハッとする。危うく忘れるところだった。えっとね、と質問を投げかけようとした瞬間、
「さっさと席に着け」
センセーが入って来てしまった。アンタどこまでタイミングの悪い奴なんだ。小さくため息をつき、「あとでね」と口を動かすと彼は小さく頷いて、自分の席へと戻っていった。
結局轟くんとは運悪く話せないまま、午後になった。無事にご飯も食べれたよ。
ヒーロー基礎学の時間がやってきた。今日は何やらいつもと違うらしい。
「レスキュー訓練、オールマイト同行…」
不快感がよぎる。何かとても、嫌なものが待ってる。
「おい、早く行こうぜ」
「せっかちだな、ちょっと待ってよ」
扉の前で待つ実の元へ走る。繋いだ手は、熱を持っていた。
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もこ(プロフ) - コメント失礼します！私男主の愛され大好物なので嬉しいです！ヒロアカのキャラ全員推しなので嬉しいです！更新頑張ってください！ (7月4日 13時) (
レス) @page24 id: 79dfdf41ef (このIDを非表示/違反報告)
れんと(プロフ) - 雪さん» コメントありがとうございます 、個性ノートといっても断片的なものしか見せてないので、全部見れるわけではないんですよ〜。質問と趣旨が違ってしまっていたらすみません〜。 (2018年7月29日 6時) (レス) id: 1557e57f23 (このIDを非表示/違反報告)
雪 - 個性ノートってどうやって見るのですか〜？ (2018年7月28日 11時) (レス) id: 5793b443de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れんと | 作成日時：2018年5月30日 7時
