美少女くんが24人 ページ29
俺と距離を取ろうと、半歩下がる轟くんの腕を自身の腕に巻きつけてあった鎖で拘束する。悔しそうに俺を睨みつける轟くんに微笑んで、俺は後ろの2人へと耳を塞ぐ様に言った。
「きちんと塞いでよ、壊れても知らないからね」
下手すれば自分の耳から血が出るかもしれないけど仕方ない。これがうまくいかなかったら服が焼けるのを承知で尾白くんと葉隠さんの足元を焼けばいい。
「いくよ？……おっと、ヒーローは耳を塞がないで、きちんと聞いてよ。君らに送る鎮魂歌さ」
鎖を強く握る。個性発動準備、完了。
「……『loud』」
思わず耳を塞ぎたくなる様な……いや、耳を塞いでも聞こえる様な大音量で、モスキート音は鳴り響いた。
ーー
ーーオールマイト視点
思わずぞっとする様な殺意に、驚愕した。
成人ではない、子供がこんな憎悪剥き出しの殺意を出せるのか、と。
でもその考えは違った。確かに子供だが、子供じゃない。
青緑の髪に、深海の底の様に暗い目。東魔枝門と言う苗字。
その子には確かに見覚えがあった。何処かで見た覚えがあった。
「……敵の、子ども」
ちょっと相澤くんから話は聞いていた。「見覚えありそうな奴に気をつけてほしい、暴走するかもしれません」と。
個性の制御ができてないから、と言う意味かと思っていた。確かにそれもあったけれど、彼はきっと、少年の天性から来たる悪の素質について言っていたのだ。
「皆はここで待っていてくれ！私は、東魔枝門少年を救けに行ってくる！」
少しざわついている皆にそう言って、私は急いで演習用ビルBへと走った。
ーー
壮大なネタバレをオールマイトさんにさせました。
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もこ(プロフ) - コメント失礼します！私男主の愛され大好物なので嬉しいです！ヒロアカのキャラ全員推しなので嬉しいです！更新頑張ってください！ (7月4日 13時) (
レス) @page24 id: 79dfdf41ef (このIDを非表示/違反報告)
れんと(プロフ) - 雪さん» コメントありがとうございます 、個性ノートといっても断片的なものしか見せてないので、全部見れるわけではないんですよ〜。質問と趣旨が違ってしまっていたらすみません〜。 (2018年7月29日 6時) (レス) id: 1557e57f23 (このIDを非表示/違反報告)
雪 - 個性ノートってどうやって見るのですか〜？ (2018年7月28日 11時) (レス) id: 5793b443de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れんと | 作成日時：2018年5月30日 7時
